第30章 明日へ
そして、咄嗟に周囲の人たちに対して
那須達が、それ以上近寄らないよう立ち回ってくれたおかげで
何事もなく、時間が過ぎる結果となったのだが…
木虎「バカアアアア!!//;」
木虎は赤面と同時に、恥ずかしさを爆発させながら絶叫した;
恵土「そんなに怒ることないじゃん;」
緑川「そうだよ。ただ壁のある振りをしてただけじゃん」
黒江「頷)同意見」
木虎「ガーン!;)!!;」
恵土「っていうか、本当にあるみたいで…
え?(汗」
そう言いながら、何もない場所を叩くふりをした。
木虎「?何やって…え?」
緑川「あれ?
恵土先輩の周囲に…見えない、壁?(汗」
その直後…
ふわっ
恵土「え?わっ
うわあああっ(汗」
木虎「恵土先輩!?」
急に宙に浮き、身動きが出来ないように
手足をばたばたと動かしていた…
那須「敵襲!?」
熊谷「まさか、こんなに早く来るなんて!!」
即座にトリオン体になる二人につられて
三人もまた同様にトリオン体になったのだ、が…
ぱかぁん!!
秀次「何バカげたことをしてやがる!」
即座に現れ、拳骨を食らわせる秀次によって
呆気に取られていた…
緑川「あれ…?
三輪先輩、宙に浮いてる;」
木虎「よく見なさい。白帝を起動させているのよ」
黒江「装束も纏っているから、咄嗟に護ろうと?」
熊谷「もしかして、ただのいたずら?;」
那須「可能性は否定できないけれど
それでも…そうじゃないと思うわよ。
遊びで、こういうことをやる人じゃないから」
四人『言えてる;(頷&汗』
恵土「お。解け…」
白帝を発動した状態で殴ったことにより
周囲に張られて飛ばされていた結界が解けたわけなのだが…
その結界によって上空にいた恵土はというと…
無論
がくんっ
恵土「わあああああ!;」
秀次「!」
急速に真っ逆さまに落ちかけ
がしっ!!
ぶらぁ~ん
即座に右足首を掴んだ秀次によって助けられた