第29章 田中隊
太刀川「やっぱ俺たち…
すげえ人の下についたんだな;風間さん;(汗」
風間「頷)そうなるな(わかってはいたが」
その言葉に、そういう中
恵土「ここまでで何か質問はあるか?」
太刀川「あー。
つまり、身体が勝手に対応するようになれってことか?」
恵土「微妙に違う。
細かく説明していくとだな…
まず左側から剣で斜め上から横薙ぎに攻撃が来る。
やってみて?」
太刀川「ん?ああ」
そしてやる中
恵土「その剣のしのぎ部分にアッパーを繰り出し
上部分に逸らしたと同時に、上体を前へ滑り込ませながら刃を避ける。
相手が防ごうとする中、即座に
それまでの上体の勢いを利用しながら左足を踏み込んで
左正拳をぶっぱなす!!」
太刀川「ぐえ;」
恵土「ここまでの一連の流れを一瞬でやってみよう。
本気でかかって来い!」
太刀川「了解!!」
ぶおん!
がき!どごぉん!!!!
恵土「といった感じに、一瞬でできるようになる」
風間「これが一体どういう?」
恵土「これは私の経験則なんだが
頭に予測があればあるほど
それが目の前に現れる行動とあてはまる可能性が上がる。
そして当てはまれば
目の前に現れた行動に対しての動き
対応するまでのスピードが、その分早まるんだ。
つまり
経験があればあるほど、その予測は広がっていく。
思いつきもしないようなものであればあるほど、それもまたな。
つまり、一つ一つ完璧に身に着けていくことが重要。
そして、最終的には
どんな動きにも完璧かつ一瞬で対応できるようになるんだ!!」
『おおおおお!!!』
風間「なるほど。そういうことか」
太刀川「かっけー!!//(キラキラ」
顎に手を当てながら考えて納得する風間と
瞳を輝かせながら感心する太刀川…
恵土「ってことでバンバン戦うぞ!!
ありとあらゆるパターンを叩きこむから、全部完璧に覚えろ!!
いきなり体が勝手に対応するなんてことは奇跡でもないと思え!!
お前が体を動かすんだ!
そして体に染みつかせていって初めて
咄嗟に身体が動くようになるんだ!!!
経験を積み上げろーっ!!!!(拳上げる」
『おおーっ!!!!(拳上げる』
かくして…
アタッカー1位と2位と3位は、太刀川と風間と迅でしめられることとなった…