第5章 クリスマス
恵土「お前たちが入ってきた時に言ったんだが
嵐山は銃などの中距離での頭脳戦に向いている。
トリガーを理解すれば、色々できるしな。
時枝は銃の扱いがうまくて視野が広い。
サポートも絶妙に絡められるだろう。
気配りもあるし。
そして木虎
お前は、近距離中距離どちらでも行ける方だ。
今はまだ、キラッキラな原石だけど…
これからもまだまだ磨いていける!
伸び盛りの最高株だって、思っているんだ^^」
木虎「!…//(微笑」
恵土「くす)また真っ赤になってる^^
可愛らしいなぁ^^♪」
木虎「えっ!?;
あの、そのっ!;(あわあわ」
恵土「頑張れよ、木虎…」
木虎「は、はい!//(気を付け」
恵土「大好きだよ^^」
木虎「わ、私も恵土先輩が大好きです!//
これからも今でも、ずっと尊敬しています!//(ドキドキ&気を付け」
恵土「そっか^^
じゃあ、私はこれから玉狛支部へ行くから(手を振る」
木虎「あ、任務ですか?」
恵土「そんなもんかもしれない。
そんじゃ、ちょっと行ってくるわ^^」
そして…
遠征に行ってしまうとは思いもせずに…
その背を見送る中、木虎は一人で思っていた…
木虎(私も…
いつか、あんな風になりたい…
どんなことを言われても
ひどい目に遭わされたとしても…
『同じことをされたとしても、人の感じ方は違う。
価値観、考え、捉え方…それらは、人によって違う。
経験してきたものが違うと同時に、見る方向も違うからだ。
見る方向も違えば、言うことだって違う。
バラバラな個性を持った、一人の人間たちの集まりだ。
だが…
ただ、これだけは忘れるな。
ボーダーの意味を、護る先に何があるのかを。
その上で、今自分に成すべきことをなせ。
今、ここに居る者たちは
自分でこの道を決め、自ら選び、ここに立っている者たちだ。
その入った時に抱いていた目的だけは、どうあっても忘れるな』
そう、言い返せるだけの人間に…
心の強い、器の広い…最高の、あの人に…)
そうして時は流れ、現在となったのだった…