第29章 田中隊
そんな中
村上「恵土先輩、結局の所
誰と一緒に回るつもりなんですか?」
恵土「まずは墓参りだろ。
回るのはその後だ。
第一…
私には、皆を差し置いて生きる価値なんて…」
一つの質問に俯きながら返した…
太刀川「とりあえず墓参りだろ!
俺と一緒に行こうぜ!(微笑)
将来の夫候補No1ってことでb(キラン&にや」恵土の肩を組む
秀次「今すぐ失せろ(イラッ」
恵土「はあ;(溜息&頭抱え」
陽介「とりあえず行けばいいんじゃね?
ちゃんと待ってるからよ^^(なでなで」
恵土「…ああ。ありがとう(微笑」
身長的に目が見えないまま、口はしだけあげて微笑む中
秀次と共に手を繋いで歩いて行った
恵土「ここの道、変わってないな…」
秀次「ああ。そうだな」
恵土「…」
秀次「…」
恵土「今日は晴天だな」
秀次「そうだな」
恵土「………」
秀次「………」
恵土&秀次
((やばい!何を話したらいいのか解らない!!;))
黙ったまま歩いていたわけだが、思ってることはおんなじだった;
恵土「あ~。気のきいたセリフ言えんでごめん;」
秀次「こっちの台詞だ;(汗」
恵土「…お前には、迷惑をかけてバッカだな。
初めての友達だって思ってたのに」
秀次「!!??;」
恵土「年配の人から
まだ幼くて二人でこうやって手を繋いでた時、覗き込まれながら
『髪の毛、目の前に垂れてるよ?お嬢ちゃん^^』
って言われて、そうなってるのが秀次だったから
女って思われたの
嫌なんじゃって、大丈夫かなって心配したんだ。
それで「秀次は秀次」って気を回したつもりが
実際は、秀次にとっては自分には言われてないって
そうじゃないって思ってて
なのに私は…(震え」
秀次「?」
手を繋いで歩く中、言いながら立ち止まる恵土に対し
同様に立ち止まり、ふと疑問に思って顔をのぞくと…