第29章 田中隊
風間「…それに加えて、新たな戦術の可能性まで考えて…」
それを眺めながら
200枚以上もあるであろう紙の山を眺めながら呟いていた…
太刀川「?風間さん?」
風間「…太刀川」
太刀川「?」
沢村「うわっ。何この紙の山!;」
突如入ってきた沢村が驚いていたが、言葉をつづけた…
風間「次のランク戦、勝つぞ」
太刀川「風間さんが邪魔してこなかったr
風間「お前の相手はお前が決めろ。
俺の相手は俺が決める。
お互い、利害は一致しているんだろう?
こいつを、二度と傷付けさせはしない」
そう言いながら書かれた紙を握り締める中
太刀川「…ふぅ~。
じゃあ、個人ランク戦以外では休戦だな」
風間「ああ」
それを見た太刀川が休戦を申し出て
個人ランク戦では戦うことを約束したらしい…
沢村「じゃあ私は
視覚投影した敵を色分けでもしましょうか?」
風間「お願いします(お辞儀」
太刀川「お互い、そっちの敵にはしないってことで」
風間「もし二人で協力してすることとなれば
恵土先輩に襲い掛かった時と同じようにやるぞ」
太刀川「了解!(微笑」
だが…
その後、『隊員同士の戦闘はご法度』と
隊規に付け加えられたことは言うまでもなかった…;
そしてB級ランク戦、2回目
恵土「いいか?
チーム戦っていうのは
個人で戦っても勝てない相手に対して
各々の連携で足りないものを補い合って強め
全員で勝つって事が出来る長所があるんだ。
だから、目の前の相手にばかり集中して
がむしゃらに突っ込んでいくなんていうことはせず
一回落ち着いて頭を回転させて
各々の置かれた距離、状況を把握する。
それから互いを補い合うように動くのがみそだ。
解ったか?」
太刀川「はい!(挙手」
恵土「?何だ?」
太刀川「俺は目の前に集中するんで補助お願いします!!」
風間&恵土『罠だったらどうするんだ;』
太刀川「シールド頼みます!b(キラン」
斬り合い大好き少年が
瞳をキラつかせながら言う中、無言になる人たち…
問題点は、まだあった…;