第29章 田中隊
それでもなお、未だに…;
本部の廊下であった際
迅「恵土先輩!元気に…
何で襲われてんですか?二人に;」
ガキキキキキキキキキキキキイ
恵土「いや、毎日付け狙われるようになってさ;」
太刀川「俺が先に当てるんだ!」
風間「俺が先だ!!」
ギャーギャー言い合いながらも
凄まじい勢いで、連携で狙いまくる二人に対し…
恵土「うん。
まあ、連携の練習台だと思えばいいとは思うんだが…
まだ沢村のオペレーター運びが完璧じゃないから大変でさあ;(頭抱え)
頭痛の種が山以上に;(ズーン」
ひざまずきながら頭を抱えて暗いオーラを出す中…
がぎぎぎぎぎぎぎっぎぎぎぎぎぎっぎぎぎぎぎ
迅(全く太刀川さんと風間さんを見ないで
しかも背を向けたまま、ひざまずいてもなお
それでも完璧にいなし続けている;
流石はノーマルトリガー使いでありながらS級隊員になった人…;)
そこには…
左手で頭を抱えたまま、ひざまずき
右手のみで全ての攻撃を払い続けている恵土の姿が…;
恵土「はああああああああああ;(溜息」
迅「し、心中察します;」
迅には、そうとしか言いようがなかったという;
太刀川「旋空!」
ずばぁん!!どごぉん!!
空中で爆発するも
恵土「太刀川ぁ!!
道中は狭いから旋空は禁止だ!!
斬った後に爆発させるの解ってんだろ!」
太刀川「当たるまでやるんだあ!!」
ぎゃーぎゃー!!
そんな日々を送る中
スナイパーの訓練をしに来たわけなのだが…
恵土「よ、東~(ふらふら」
がぎぎぎぎぎぎぎっぎぎぎぎぎぎっぎぎぎぎぎ
東「・・何やってるんですか?;」
恵土「道中も修業だとさ。ふあぁ(あくび」
東「そんな状態でするんですか!?;」
恵土「スナイパーとしての技量が衰えてないかやりに来たんだよ」
そう言いながら右手のライトニングを起動させ
東「え!?;あの;
流石に戦いながらじゃ難しいかt
ずどどどどどどどどどど×10
恵土「ふむ。
斬撃をしのぎ続けながらだと、この程度か。
フェムト(10の-15乗)単位でずれが生じてる。
まだまだだな(溜息」
1階から2階に展開された
『100枚の的』を、アステロイド弾で狙撃するという
超ハードコースを、僅か十数秒で終わらせる恵土が通り過ぎていったそうな;