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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第1章 出会い




~おまけ~

遊真「なあなあ、恵土」

恵土「どしたの?」


遊真「恵土の編み出した
一点集中アステロイド、『バルブ』に似たような技で

何とか丸ってのがありそうだけど
一体、どういう違いがあるんだ?」


恵土「あー。あれか。

あれは、球の中で隙間があることで乱回転できる。

ある限られた球の範囲内で
外側からぶつかって解き放たれた際に
それまでに蓄えた凄まじい遠心力を、ぶつかったものへ与える技だ。


それとは違って、こちらの方は
原子レベルの隙間も全く出さないように凝縮している。

トリオンの粒子同士で
密接に互いが結びつき合うように
0.0000000000000000001平方mmの隙間も与えない。


それによって、トリオンの流出や
攻撃に伴う、分散による消耗を抑えることもできる」

遊真「ずいぶん効率的だな」


恵土「それほど互いが密接に絡み合うことにより

ぶつかって外から力が加わった際に

その球状の形を維持するために
その影響を、そのまま跳ね返そうとする。


つまり、反発の力を最大限に発揮出来るんだ」

遊真「ふむふむ。

じゃあ、あの技は反発に関しちゃ負けてるのか」


恵土「隙間がある分、それらの結びつき
安定性、それを保とうとする反発力は弱いからな」

遊真「なるほど。

でも何で球状なんだ?」


恵土「そうだな…

例えば
立方体とか球じゃないものだったら
ある方向からの攻撃には崩れやすい点があるだろ?」

遊真「うん。直方体でも同じだな」


恵土「つまり
球状のように全体的に丸い形だったら

全ての方向に、攻撃された際の影響を受け流せる。

と同時に
全ての方向に、攻撃の際にもバランスよく解き放てる。

一点集中が滑らかにでき、応用性が広がるってことだ」

遊真「なるほど。
壊しにくい分、その反発を防御にも応用できるしな。

でも、どれぐらいでかい分を凝縮してるんだ?」


恵土「そうだな…

一番弱くて
三門市全体の大きさのアステロイドを、掌状に凝縮した感じだ」

遊真「ほうほう。

つまり…
地球を掌サイズにした感じだな(キラン」


恵土「ダメだって^^;

そうしたらこうなっちまう」


ぎゃあああああああああああ!!;


三雲「何やってるんだ!!??;」


おしまい


三雲「そこでおしまい!?;」

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