第28章 想い
時を遡ること、さらに50分
玉狛支部では、一人残された陽太郎がおり…
(ヒュースは本部にて尋問中
(今回攻めてきているイリクリニスについて))
陽太郎「ふむ。
何度も俺をのけ者にするとはいい度胸だな。
そうは思わないか?雷神丸よ」
雷神丸「もふっ」
雷神丸に乗りながら、陽太郎がいい…
そして今…
迅たちが乗り込んだ時と同じくして
恵土がいた場所(ボーダー本部の談話室)に来ていた。
陽太郎「このトリガーは
昔恵土が空を飛んで合宿所に行く時にくれたものだ(キラン)
ある程度、思ったことを実現してくれる優れもの
で、恵土がいる場所を示せといったら
本部の立体図と、その中に光る点があった。
つまりを言う所…
その点が恵土に違いない!(キラン)
というわけで…)
見舞いに来てやったぞ、恵土!!」
ばぁん!!
扉を開けると…
そこにいたのは、たくさんのボーダーたちと
その中央にいるヴォルフだった。
陽太郎「?何だ?
お前らも見舞いに来たのか?;」
小南「陽太郎!
何でこんな所に来たよのよ!!;」
陽太郎「む?
俺の力が必要だと思ったからだ!b(ぐっ!&キラン」
レイジ「今は緊急事態だ!違う場所に
陽太郎「これを見てもそう言えるか?
ふっふっふっ(キラン」
『?』
陽太郎「じゃーん!!
恵土が作ってくれた、何でも思うがままトリガーだ!!(ばーん!」
小南「!!」
陽太郎「入院の時は
これを使ってまで治すことを拒絶されたが…
今度ばかりは我慢の限界だ!!
俺のこれを使え!!」
『…それだ!!!』
陽太郎「む?何だ?;(汗」
意味が解らずおどつく陽太郎に対し…
小南「珍しく気が利くじゃない!(微笑」
烏丸「とりあえず、今すぐにでもヴォルフに」
ヴォルフ『私はいい。
それよりも恵土を連れ帰すためのゲートにでも使え!
といっても、それが出来るのは私だけだ。
今はまだ、空間ごと別離された場所にいる。
それも、こことも近界とも違う時空間だ。
下手をすれば殺される』
そんな言葉が呟かれた…