第28章 想い
恵土「秀次が居てくれて、本当に幸せだよ^^
私はさ、姉さんも幸せだと思うよ^^
そんなに想われて、本当にすっごくさ…(微笑&撫でる)
だから秀次…
そんなに自分を責めなくていいんだよ?(微笑」
苦しんでいても…
悲しんでいても…
あいつは笑いかけてくれた…
自分は責め続けるくせに…
忘れないくせに……
あいつを、護らせろ…
ピシッ…
ピシッピシッ…
俺にも、あいつの心を!!
ビシッ!!
俺が、あいつに救われたように…
ビシビシッ!!
(ひび割れる音が大きくなる中…
涙が止まらず、それでもなお手を伸ばし続ける…)
秀次「届け!!」
ビキッ!!
秀次「届いてくれ!!!」
ビキキッ!!
秀次「あいつの笑顔を…
(夕暮れを背に満面の笑みを向ける恵土が脳裏に浮かぶ)
あいつの、幸せを…!
(ぬぐいされない過去と痛みを抱きながらも
現在一緒にいて、とても幸せそうに笑いかける恵土が脳裏に浮かぶ)
俺にも!!護らせろおおおおおお!!!!!!(真剣&くわっ!!」
ばりぃん!!!!!!!
(それまでによって反発をじかに受け
傷ができ、血が滲み出ようとも諦めずに伸ばす手…
それが辿り着くのは…
白帝が出す、一筋の光…
と同時に、その光が秀次を受け入れたかのように包み込む…
そして…
息を荒らしながら、震える手で白帝に触れる…
その想いを受けながら
村人全ての想いの証であると同時に、人格であった白帝が…
受け入れたようにも見えた…)
秀次「はあっ…はあっ…(ぎりっ!」
(息を荒らしながら、白帝を握り締める中…
その傷だらけだったはずの手が、瞬く間に治っていく…
体力も同様に…
そして歯を食い縛りながら)
秀次「「白帝」起動!!!!!!!」
その言葉と同時に、空間内が光に包まれる…
(そして白いトリオンが秀次の全身を包み
恵土が白帝を起動した時と同様の装束に包まれる…)
ヴォルフ『空間ごと叩っ斬れ!!』
秀次「解ってる!!」
(白帝の柄から出た刃で
黒い空間を、空間ごと切り裂いた…)
その先に待つのは…
希望か、絶望か……
(切り裂いた先から
暗闇の空間に光が差し込む…)
(12月25日AM7:25更新、885~891(7ページ))