第28章 想い
布団に横たわった中
恵土「ぐっ…」
秀次「恵土!?」
一つの刃が、背後から貫かれ
秀次が駆け寄る中、恵土が前へ倒れ込む…
その際にゲートが見え
その部分へ斬りかかる駿だったが…
即座に刃と共に消えた
緑川「くそっ!」
恵土「大丈夫…
ギリギリ、急所を外し…げふっ」
血を吐き出しながらも
瞬時にトリオンを集中させて回復させる
その中、体内では…
ヴォルフ『終わりだ。外へ送るぞ!』
陽介「おいおい、まだ全部終わってねえぞ!」
風間「恵土に何かあったのか?」
ヴォルフ『ああ』
その直後、外へ送られた
恵土「!…
えっと、お疲れさま^^;」
太刀川「何で血を吐いてる!」
遊真「ゲートをここに出したと同時に刺された。
多分、恵土を捕まえて心臓に兵器を埋め込んだ際
マーカーを体につけられていた可能性が高い」
恵土「でもそれがどこにあるのかまでは解らんぞ;」
そんな中
ヴォルフ『礼を言う。
おかげで3億もあったものが、僅か2000まで下がった。
それらは私がやろう』
それによって、肺結核の症状が無くなり
刺された傷もまたなくなったわけなのだが…
秀次「!恵土!!」
ガシッ!!
どぉん!!
少し大きなゲートが背後に開き
恵土が襟首を掴まれて引き込まれそうになりながらも
即座に秀次がその手を取り
そのゲートを瞬時に東が撃ち抜いたことで凌ぐも…
菊地原「イラッ)いいようにあしわられてる気分」
影浦「ちっ。
俺たちのトリオンが少なくなるのを待ってたってわけか。
今この時しかないって視線を感じやがる(イライラ」
恵土「あ~。なるほど!(手を打つ)
今までここにいた人たちも
私と話してる間に、トリオンを送ってくれてたし
そのトリオンも、傷の治療やらに当てて使っちまったわけだし
戻ってきた皆もトリオン使いまくってたわけだし
まさに私たちにとっちゃ八方塞がりってわけか。
だから、今この時以外はない!
納得納得!♪(二度頷く)
あっはっはっはっはっ^^」
『納得して笑ってる場合か!!;』
全員がツッコむ中、時は進む…