第28章 想い
恵土「私はまだまだ未熟者だ…
秀次が自殺未遂するまで気付かなかった;」
秀次「悪い。
そのせいでタイムが短くなるとは思わなかった」
恵土「いや、それよりも私が…」
秀次「いや、俺の方こそ」
遊真「また始まってるぞ;
自分の方が悪いから気にするなって奴」
迅「癖みたいなものだからな^^;」
恵土「…とりあえず
相手に嫌な思いをさせないために切り替えよう!
相手のために、己のそういう部分と闘わないと!!」
秀次「そう思うなら最初からやれ;」
恵土「秀次が居なかったら、きっと気付かなかったよ!^^」
秀次「…俺の隊に
恵土「無理。定員いっぱいじゃん」
秀次「溜息)はあああ。だろうな;」
陽介『勝負に水差すなって!;(苦笑』
緑川「あ~あ;俺もやりたかった!;」
迅「まあまあ^^;
とりあえず、そろそろだから戦闘準備よろしく」
恵土「?何が?
私はベッドから動けんぞ?
っていうか、テレポートばらされて不機嫌なんだが?
せっかくトリオン体と入れ替わる時だけって限定して
設定されてないって思わせるよう使い続けてたのに(むっすぅ~」
迅「あはは^^;
やった!って思った瞬間にやるのは
いつものことながら完璧なタイミングで、見事だったよな(微笑)
いきなり体がトリオンだけの状態になって
バイパーとして一気に狙い撃ちされるっていうのも凄かったし。
今になってばれたのは置いといて」
恵土「ぶうう~!」
ブーイング真っ盛りである;
恵土「せっかくシールド越しでも
身体があるって見えるように、ちゃんとやってたのに!
メテオラやバイパーやアステロイドやハウンドだって
即座に密度を薄くして何もないように見えるようやってたのに!
何だって私の今までの努力が
ポンポン目に見えるように出されにゃならんのだ!!(ぶうぶう」
迅「気持ちは解るけど落ち着けって^^;
第一、解ったとしても
絶対恵土以外には出来ないから^^」
恵土「むぅ~)ホント?」
迅「ホントホント^^」
恵土「そっか…
よかった^^」
嬉しそうに微笑む中…
思わずつられて、皆もまた微笑んでいた…
そんな温かい雰囲気に包まれた直後…
どずっ!!
恵土「!」
『!!』
一つの刃が、身体を貫いた…