第5章 クリスマス
凄まじい勢いで
つま先を前へ持ていき、素早く体を引き寄せ
体の軸はそのままに
地面の上を渡っていくかのように走り
ひゅん
恵土「ん~。
生身で出来てたのが時速3000kmだから…)
時速30万kmでも避けるのか;」
太刀川「それ以前に見え見えだろ?(微笑)
本気でかかって来いよ、トリッキーガール(にや」
恵土「そう呼ばれたのは久しぶりだな。
東さんにでも教わったか?」
太刀川「まあな。
ちょっとした昔秘話とかも、よ!」
がきぃん!!
言いながら詰め寄って斬りかかった。
恵土「一直線だと、読まれるのは当然か…
じゃあ、こうするか!」
がぁん!!
太刀川を弾き飛ばしながら
太刀川「お」
恵土「居合い!
風月一刀流、風魔横一文字!!」
太刀川(動きが直線的過ぎるぜ(微笑))
後ろへ弾き飛ばされた勢いを利用し
背を後ろへ傾けて、太刀川は避けた
が
次の瞬間
ずばぁん!!
太刀川(左!?…そうか…
身動きをとらせない体勢にさせて、斬るつもりで)
太刀川から見て左側に回って首を斬られ、一刀両断された…
「戦闘体、活動限界。
恵土1-太刀川0」
太刀川「ちっくしょぉ~。やられた;」
恵土「さっさとトリオン体になれよ。
二回戦始めるぜ(にや」
ちょうどその頃…
風間「相変わらずだな(微笑)
参考になる」
その戦闘を見ながら、微笑んでいる人が…
待合室=モニターを映し出される場所
そこで、模擬戦をしたい人は
モニター全体が見える場所で座って待つよう
ソファーや茶、茶菓子なども置かれていた…
長期戦する気、満々じゃ?;
それをよそに、意気揚々と楽しんでいる二人だった…