第5章 クリスマス
特訓室
恵土「では、ルールを説明します。
勝負は、全体的に10本勝負。
戦闘不能となった瞬間に負けとします」
太刀川「んじゃあ、恵土に抱き付いて
斬られないようにするってのは?」
恵土「即座に
お前の頭の部位に刺さる部位からスコーピオンを生やすわ(ギラン」
太刀川「お~。こわっ!^^
くっくっくっ♪」
なんだかんだ言って、やる前から楽しそうです。
それから…
戦いの様子をモニターで見れるように繋げ
恵土「栞~。
私と模擬戦したいって人が来たら、この広間に通して」
宇佐美「了解(微笑」
恵土「戦う場所はどこにする?」
太刀川「普通に市街地でいいだろ?
あ、斬り合いがしやすい場所な!
建物を踏み台に逃げられないような^^♪」
恵土「はいはい(苦笑」
太刀川「ってことで市街地Aな」
宇佐美「やっぱり
オペレーターとしての仕事も早いね」
恵土「そりゃあ…
来た当時は、全部ができなかったら
何も出来なかったしね;(苦笑&遠い目」
そして…
「戦闘体、転送完了。
戦闘開始まで、残り10秒」
その間に二人は
10mと距離が離れたまま、各々の刀を抜いて構えた。
「3…2…1…
戦闘開始!」
がきぃん!!!
瞬時に互いに詰め寄り
大気が震えるほどの力でぶつかり合う…
太刀川「やっぱり、弧月並みの強度だな。
お前のスコーピオン!」
がぁん!!
恵土を弾き飛ばすように振りながら叫ぶ
恵土「そりゃそうだ。
そもそも、トリオン器官が並じゃないんだ。
これでようやく
弧月とまともにぶつかり合えるんでね。
第一、弧月で振ったら
弧月を破壊しまくっちまうからまともに戦えない」
太刀川「なるほど(微笑)
じゃあ、勝負を楽しむとしますか」
じゃき
刀を一度鞘に納め、発光させながら
旋空弧月を複数炸裂させる。
恵土「旋空!」
がきぃん!!
同様にして、旋空を全て叩き落とす…
太刀川「お」
恵土「それは、私の父上が生み出した技なんでね。
こっちも、既に身に付けてるんだよ」
太刀川「ふっ。面白れぇ。
楽しくなってきやがった(にや」
嬉しそうに構える太刀川と
真剣な表情になり、構える恵土
凄まじい激闘が、今始まる!