第27章 未来への進撃
その手は、お互いを離すまいとしていた…
恵土「愛してるよ…ずっと;;
どこまでも、ずっと…;;」
秀次「…当たり前だ(ぎゅうう)
俺も…ずっと、愛してる」
そうして二人は…
あの時と同じように抱き締め合う…
(592~593参照)
あの時の誓いと共に…
今、胸に抱いている誓いと共に……
『どこまでも生きていこう…
本当に大事な、掛け替えのない君と一緒に……』
(ちなみに余談であるが
その光景を見ながら、涙を流す人もいたそうな…)
その後…落ち着いてから…
遊真「なるほど。
それを狙ってたんだな、迅さんは(微笑」
迅「ああ。
過去を受け止めているからこそ…許せないものもある…
そして、今を生きるために必要なのは…
その自分を許し、前に進むことだ。
許せないことであっても、ちゃんと許して…
許してくれている掛け替えのない存在のために許さないと…
お互い、辛いままで前には進めない。
それも恵土に教わったんだが…
恵土自身、自分には抱いていないようだったからな^^;
それを教えるためにも…教わるためにも…
互いに、大事にし合っている存在が…
それだけ思い合って、教え合えるように……
きちんと支えになって
これからを、前を向いて共に生きていけるように…(微笑」
抱き締め合いながら、二度と離すまいとする光景を見ながら
とても愛おし気な、優しい眼差しで見つめ
そう語りながら微笑んでいた…
遊真「そっか…
解るよ…
今となっては、特にさ…
迅さんが秀次を選んだ理由も、託した理由も…
恵土に幸せになって欲しいからなんだよな?^^」
迅「ああ!^^
俺じゃあ…あそこまで力にはなれない…
何年も隣に居て、寄り添い合い続けてきた…
そんな恵土だから…
その相手が秀次だから……
だから、ちゃんと真摯に受け止めて
前に進むことができると思ったんだ…(微笑」
遊真「…(微笑)
お似合いの夫婦だな^^互いに意地っ張りだけど」
迅「ああ^^
俺も、そう思うよ…
(幸せになれよ…お互いに(微笑」
そう思いながら二人を見つめる…
その眼は、どこか切なげで…
それでいながら、どこまでも深い愛に包まれていた…
遠い昔、恵土に同じような眼を向けられたように…