第26章 映画
菊地原「大丈夫ですよ(微笑)
たとえ感じられなくなったとしても…
(僕には…)
いつだって引き戻しに行きますから(微笑)
恵土先輩がそうしてくれたみたいに
(本当に、もったいないぐらいの人だから…」
微笑んでから照れ臭くなって
顔をそらして、目を瞑りながら最後の二行を言い
手に持った湯のみで中の飲み物を飲むと
菊地原「ぶぅー!!からっ!!;」飲み物を吹き出す
太刀川「おいしいとこばっかもってくからだっての(にやにや」
きゅっ(ふたを閉める)
菊地原「ちょっと…
何でタバスコなんて持って;」
太刀川「お前が悪いんだあああ!!」
菊地原「はっ!?」
ぎゃあぎゃあ
菊地原「ちょっと!止めて下さいよ、こいつ!!」
恵土「唇がはれれば面白いのに」
菊地原「殺そうかやっぱり」
恵土「ひどいって!;」
そう騒がしくなる中
恵土(私が持っていた夢…
その中に、自分はいなかった…
要らないって思ってた……
でも、違った…
本部も支部も派閥も関係なしに…
皆で一緒に笑い合いたい…心から……^^)
そう満面の笑みを浮かべる中…
菊地原「そういえば聴きたかったんですけど」
恵土「?」
菊地原「結局、2月2日に言ってた
「今から3日は意識が戻らないと思う」
ってのが大丈夫だった理由って何でですか?」
(424ページ参照)
緑川「あ。確かにそれ、俺も気になってた」
恵土「あ~…
そりゃまあ…ヴォルフが無茶してくれたからだな;
それ以外に関しちゃ、城戸司令に聴いてくれ。
あの後、クモ型トリオン兵に襲われて捕まってた時に思いだして…
ヴォルフと一体化したから、ダイブとマシになったんだが…
空間ごと無効化させ続けていても…
どこまでいっても…解決法は見つからなかったなあ(ぼそ」
『?』
意味が解らず「?」を浮かべる中…
その10分後、一つの命令が恵土へ向けて出されることとなった…