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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第26章 映画




その眩しい笑顔も…

どこまでも澄んだ、温かい優しさも…


そんなあんただから救われたし

実際、理解してくれる人にも出会えた…


自信を持って突き進めって、優しく笑いかけて呼んでくれたことも…

(396,397ページ参照)


バカげたやり取りを、何度も出来たことも…

(398ページ参照)


色んなあんたを見る度、笑えていたことも…

(399ページ参照)


あの後、あれはあれで笑えるって

満面の笑みを浮かべていたことも…


光に見えて、仕方なかったことも…


だから……

ずっと、そんな風に思い続けて悩む気持ちも解るし

それにばかり捕らわれて仕方ないことも
それで勝手な偏見を受けて、内心苦しむことも…


痛いほど知ってるあんただから…

そこから救い出したいと、なぜか思った…


それでこっちが笑うと

本当に、とっても嬉しそうに心から笑顔を浮かべる…


それで、何でか…

こっちも、心から笑えるようにもなった…


あんたがいる時だけ、自由になれた気がした…


自由に好き勝手に動いて

そしたらツッコんだり、勝手にぼけたり


それがいつも通りになって

それを失うのが怖かった自分自身もいる…


あの手術の時だって…

本当は…内心、震えていた…


自然と、風間さんについて行ってた…


入り浸りに来る時なんて

1か月に2回もなかったかもしれない…

本部に用事がある時、主に立ち入るぐらいだったから…


それでも、たまに調子を見に何度も来てくれたわけで…


いつでも気を回してくれていたわけで…

その度に僕は迷惑顔をして
「出てけ、オペレーター泥棒」みたいなことを言っても…


それでもあんたは
「やーなこった!一緒にいて楽しいから来てるんだい!」

舌を出しながら笑って言って、一緒にゲームをしたりもした。


宿題で解らない場所を教えてもらったりもした…


いつの間にか、掛け替えのない日々になってた…

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