第26章 映画
恵土「ひっく;うっ;ぐすっ;;」
迅「おいおい;泣き過ぎだって;
まだ続きあるんだぞ?;」
恵土「迅んんんんんん!!!;」
菊地原「出たよ、お得意涙落とし」
風間「本人は意図してやっていないがな;(溜息」
菊地原「情に脆いと言っても度を越えてるでしょ;」
東「仕方がない。
他人であっても、大事にしようとし
その人の為に苦しんだり涙を流すような人だ。
それに大事な人が出来れば…
データによると
涙も苦しみも全てが100億倍増になってるらしい;」
菊地原「あ~。
なるほど。だから涙が止まらないと」
恵土「うっ;迅;
大丈夫だから;私はここに生きてるから;;
何度でも抱き締めて頭撫でるからあああ;;;」
迅「解った解った;落ち着いてって^^;
他の人にはやるなよ?困るだろ;」
恵土「初めてだから解んないいいいいいいいいいいいい!!;」
迅「ダメだこりゃ^^;
あっはっはっ^^」
そこまで大事に想ってくれることに対し
素直に嬉しくて笑う迅だったが…
それを快く思ってない人もいた…
太刀川「俺のも入れろおおお!!;」
風間「当たり前だ。俺も入れる」
菊地原「僕も抜きにしないで下さいよ?」
『黙れ裏切り者!!』
菊地原「なんでこうなるんだか;」
太刀川「ついさっきまで抱き締め合ってただろうが!!;」
恵土「落ち着け!!;
落ち着いて話し合おう!!;
皆でっ…!(泣き震え)
皆で一つのボーダーじゃないかあああああっ!!!!;;;;(だあああ」
『お前が一番落ち着け!!;』
涙を滝のように流しながら言う恵土にツッコむ皆…
そんな中…映像は続く…
『俺はあんたから教わった…
人として生きる道も、見失ってはいけないものも…』
ずっと肌身離さずにいたサングラスを迅にかけ
恵土が満面の笑みを浮かべながら頭を撫でる場面が浮かぶ
『あんたが、今まで俺たちを護ってくれたように…
俺たちと向き合って、救い続けてくれたように!
今度は…俺にも護らせてくれ。
他でもない、恵土を(微笑』
そんな中、一つの夢が叶った…
泣きじゃくる恵土の頭を撫でながら
ワイワイと盛り上がりながら、笑みを浮かべる…
そんな居場所を…
ようやく見つけた、大事な皆を……
(12月17日AM7:00更新、824~829(6ページ))