第4章 過去
遊真「サラブレッドって感じだな」
三雲「ダークホース過ぎる;」
雨取「当初のボーダーは、もっと凄かったんですね」
恵土「そう。
結局の所、それが出来るのが父上と母上しかいなかった。
でも…
結果的に、その両方を受け継いじまったらしい;(苦笑」
遊真「でも嬉しそうじゃないな」
恵土「そりゃ対等な条件で戦えてないからさ;」
三雲「でも、それ以前から凄いですよ;
モールモッドを、たった8歳で撃破するなんて。
しかもトリオンも使わず、ただの日本刀で;」
恵土「あれはあれで、結構大変だったんだぞ?
暴れ続けてないと、モールモッドの攻撃に当たっちゃうから。
そのしてくる攻撃を利用して
さらに強力な攻撃を繰り出し続けるって感じだ」
遊真「う~む。
この調子でいくと、バルブを炸裂させて
「地球ごと殲滅!」なんてことができそうだな」
恵土「あはは^^;
まあ…いずれ人類は死滅するさ」
三雲(いきなり話の論点が変わった!?;)
遊真「恵土に見せてもらった恐竜も
いつかは絶滅していたしな」
恵土「絶滅しては別の生き物が進化して頂点に
また絶滅しては、また別の生き物が進化して頂点に…
その連鎖の繰り返しばかり…」
雨取「これからも続くのかな…」
恵土「続くだろうな、これからも
なあ、オサム…
これからの地球は、どうなると思う?」
三雲「え?;えっと…;」
恵土「地球はいずれ
人類によって滅ぼされるような気がする。
ニホンオオカミも死に絶え、ニホンカワウソも死に絶え
次はどの種を死滅させる?
自分の住みよい土地を作るため、開拓しては荒らし
開拓しては荒らしの連続…
その前に住んでいた動物たちの住処を奪い
山から追い出し、ゴルフ場やスキー場を作り出し…
最終的には
温暖化や環境破壊物質やオゾン破壊物質を作り出し
北極点にあった氷を消滅させた。
このままじゃ海面が上昇し続け
陸地がなくなっていくのも時間の問題。
あまつさえ、ヒト同士で争い合って
様々なものを壊しまくっている…
一体、これからの地球はどうなるんだろうな…(遠い目」
三雲(…
言ってることは、よく解る…
本当に、大切なことだってことも…
けれど…
あえて、一つだけ聞きたい…
話の論点はどこへ行った!?;)
本当にそうですね;