第25章 傀儡（かいらい）

菊地原「いや、侮辱したのは恵土先輩であって
恵土先輩の父上と母上じゃないから」

恵土「うわあああああああああん！！！！！；

私は今年死ぬんだあああ！！；
皆を残して死んでいくんだあああ！！；；（涙」

歌川「ちょっ；泣かないで下さい！；」

風間「大丈夫ですよ、きっと。

父上と母上が護ってくれるんじゃないですか？」

恵土「…そうだな…

でも、本当にそうなのかな；（ズーン」

菊地原「しょげてないで気付いて下さいよ。

口に米粒ついてる」

ぺろっ
『！！！』
菊地原「もぐもぐ）うん。おいしい」

恵土「！…ああ、ご飯粒取ってくれたのか。

ありがとう、きくっちー^^」

菊地原「気にしなくていいですよ」
歌川「ちょっと待てええええ！！；

なんてことをするんだ！！！；」

涙を流しながら菊地原を勢いよく揺するも


菊地原「え～。別にいいじゃん」

風間「よくない。全然よくない」

唇を尖らせる菊地原に、ツッコむ風間だった。


恵土「あ、そうだ。

うってぃ。
さっきは説明してくれありがとう^^」

ちゅっ（頬にキス）

歌川「！！///////（ぼんっ！！」
ばたーん！！

恵土「？あれ？うってぃ」
菊地原「何やってんですか！

僕には頬にキスしなかったくせに！！」

恵土「いやいや。
私の右横にある椅子に座りながら眠ってた時
お礼を言いながら左頬にキスしたよ？（きょとん」
菊地原「はっ！！！！！？？？？////////（ぼんっ！！」

風間「本当のことだ。
その後、俺もやられた//；いつもの礼だと（溜息」

菊地原「女だって自覚ぐらいもてよ！；」
恵土「持ってるよ。
もし逆に男だったら変でしょ？」

菊地原「そうじゃなくって…

された男に
恵土が僕に「惚れてる」って勘違いされるでしょ！？」

恵土「？もう知ってるでしょ？結婚相手がいるって。
その時点で解り切ってるじゃん」
菊地原「それでも…！

男として、見てくれたって…（ぼそぼそ」


その中…紡がれる言葉


恵土「…きくっちー…

私にとって…
きくっちーは、男とかそれ以前に
「大切な人」だって想ってるよ^^」
菊地原「ドキッ）！！！/////」

その言葉に、心臓が跳ね上がった…