第25章 傀儡(かいらい)
菊地原「恵土先輩のせいですよ?」
恵土「知らないよバカあ;」
正座しながら説教を受ける風間隊と
ベッドの上のままとはいえ、同じく説教を受けた恵土であった…;
その後…
恵土「でもやっぱり…
鬼は外は500回まかないと気が済まない!
毎年川に向けてやってたし!
魚喜んでビチビチ毎年はねてたし!
豆を貸して!」
風間「没収されましたから大人しくして下さい;」
食べる分以外の豆は没収されました;
言うまでもなく;
菊地原「っていうかどんだけ毎年豆を消費してんですか;」
歌川「さあな;」
ツッコむ中、沈み込んでる恵土に対し
風間はその背を撫でるしかなかったとか…;
それから落ち着いたのち
恵方巻を食べることとなったが
風間「南と南南東の間を向いて下さいね」
恵土「こくこく)…(もぐもぐ」
頷いた時にはもうその方向を向いて食べ始めていた
それから…
恵土「ピコーン)…」
じゃがじゃがじゃがじゃがじゃがじゃがじゃがじゃがじゃがじゃが
じゃがりこじゃがりこじゃがりこ…
と言ったリズムで急に食べ始め
一口で3cmも進んで、3秒で11口も食べ
最後に咀嚼して飲み込み続け
あっという間になくなった…
しかし、待っていたツッコミは来ず;
あろうことか
口の中に残っている米粒などを取ろうと舌を動かしている時
風間「お吸い物です」
そう飲み物を渡してくれた風間に対し
恵土「ありがとう^^
!!!!!!」
しかし…
恵土「ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ)…(ごっくん)
…(わなわな震)
どうしよう蒼也!!;しゃべっちゃった!!;
食べてる最中に話しちゃったああああ!!!;」
風間「落ち着いて下さい!;
それに最後のひとかけらぐらい、見逃して」
恵土「くれるわけないじゃんかああ!!!;
父上と母上は言ってたんだ!!;
しゃべったら…
もしも食べてる最中にしゃべったら!
この世のありとあらゆる災難に恵まれ
死に至るだろうってえええ!!!!;
そんなこと満面の笑みで言われてみろ!!;
絶対にマジだろおおお!!!!;
信じるしかないだろおおおおお!!!!!;(半泣き」
菊地原「いや気付けよ。
どう考えても絶対嘘でしょそれ。
ショック受けるの見て楽しんでんだよバカ」
恵土「父上と母上を侮辱するなああ!!!;(涙」