第25章 傀儡(かいらい)
その光景を見た菊地原と歌川は
思わず喧嘩を止め、凝視していたという…;
恵土「怖い;怖い;怖い;;(ぐすぐす」
菊地原「確かに;)まあ、自業自得でしょ;」
恵土「ガーン!);」
歌川「鬼は外もやりましょうか」
風間「一回だけですよ?」
恵土「うん。鬼は外~!」
しゅばばば!!
ごぉん!!!!
恵土「蒼也がぶったぁ~!;」
風間「一回だけが何で3回に増えたんですか?(イライラ」
恵土「蒼也の鬼!;
鬼は外ぉ~!!!;」
ばしばし!!
蒼也「ゴゴゴゴゴ)…」
歌川「ちょっ!;怒りを鎮めて下さい!;
まだ絶対安静で点滴も取れてないんですよ恵土先輩!;」
必死になって止める中、蒼也への豆の攻撃はやみ…
恵土「ひぃ~ん;(がたがた」
布団の中へ身をうずめて避難していた;
菊地原「はあ。恵土先輩」
恵土「?」
思わず顔を出すと…
菊地原「鬼は外」
ばっさぁ~~~~~~~~~~~~
恵土「…
何さらんすんじゃボケえええええええええ!!!!!;」
布団ごと豆を蹴り上げる
菊地原「え~。
何って、恵土の理論でいったら心の中の鬼を出してるんでしょ?
ほら静めて静めて」
恵土「できるか!!;」
菊地原「じゃ福は内ってことで」
恵土「ちょっ;やめ!;」
どしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
しかし豆をかけられ、再び埋められ…
こんこん
がらっ
看護師「往診の時間です…よ…;」
『あ…;』
看護師「きゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!;」
恵土「ひょこ)んにゅ?」
豆の隙間から顔を上げる
一瞬、その病室内を見た直後
そのありえない状況にあ然とし、途中で言葉が止まり…
豆で埋まった患者さんに驚く、看護師の悲鳴もまた響いた…;
それから後
がみがみくどくどと説教を受けることとなったそうな;