第25章 傀儡(かいらい)
2016年2月3日(水)
その夜、豆まきが行われることとなった。
(特別に病院に許可をもらったそうな)
恵土「キラキラ)…」
菊地原「まだ食べちゃダメですよ?」
恵土「こくこく!)…」
風間「先に中の方にまきますか?」
恵土「ぱああ)うん!^^//」
歌川「凄く嬉しそうで何よりです//」
まずは豆まきから
恵土「福は内~。福は内~。
蒼也に福は内~!^^」
ばしぃん!
風間「ちょっ;」
恵土「きくっちに福は内~!^^」
ばしぃん!
菊地原「いらないって!;」
恵土「うってぃに福は内~!^^」
ばしぃん!
歌川「ありがとうございます(微笑&お辞儀」
菊地原「ちょっ。
豆をぶつけてきた奴にお礼言わなくていいから」
歌川「いや。
部屋の中に福を呼び込むとしても
それよりも俺たちに福を集めようとしてくれているんだ!
礼を言え!菊地原」
菊地原「え~;絶対嫌だ3(ぶうぶう」
唇を尖らせながら言う菊地原に対し
歌川「お礼を言うべき時ぐらい言え~!」
菊地原「だって言われないと解るわけないでしょ~!」
ぎゃあぎゃあと盛り上がる中
風間「そういう意図だったんですか?」
恵土「うん(頷&微笑)
小さい時からの伝統だからさ^^//(にっこにこ」
風間「そうですか…
その割には、結構強めだったような気がしましたけど?」
恵土「うっ;(ギクッ)
ごめ;
そっちの方が福がより強く集まるかと思って;(おどおど)
痛かった?;(おずおず」
申し訳なさそうな顔をしながら顔を見上げると…
風間「ふっ(微笑)
いえ…(微笑)
平気でした」
穏やかな微笑をしながら返され
恵土「ぱああああ)^^///」
とても嬉しそうに頬を赤く染めながら満面の笑みを浮かべた。
風間「では返しますね。
恵土先輩に、福は内」
ばきぃん!!
恵土「いっだぁ!!!;」
風間「何も言わずに伝わると思ったら大間違いですよ?^^(黒にっこり&ゴゴゴゴゴ」
恵土「ちょっ!;怖い怖い怖い!!;」
風間「散々人に心配かけた分、思い知って下さいね(ギラン」
その直後、投げる構えをし…;
恵土「えっ;ちょっ!;待っ…;
ぎゃああああああ!!!!;」
ばききききききききいぃん!!!!!
満天の星空の下
その明かりが差し込む病室に悲鳴が響き渡った…;