第25章 傀儡(かいらい)
秀次「と、とりあえず少しは距離を取って//(ぼそぼそ」
恵土「愛してるからいいじゃん(すりすり」
秀次「離れろ!//;」
恵土「ずっと一緒って約束でしょ^^//」
秀次「む、昔の話だ。今は違う!//(かあっ」
恵土「じゃあ今はどうなの?」
秀次「…あ//」
恵土「あ?」
秀次「愛、してる////(ぼそぼそ」
恵土「あ~もう!
死ぬほど好きぃ~!!^^//(ぎゅううううううううううう!!!!」
秀次「だからやめろ!!//;
胸が当たってると気付け!//
理性が持たないだろうが!・・//」
ぎゃんぎゃん盛り上がる中
出会えてよかったと思いながらするのだが…
『俺たちには?』
と思う人達もいるようでして…;
恵土「えっと;
まずは黒い物質自体は、闇と結合して乗っ取りにかかるって感じでして;
トリオンが大きければ大きいほど
飲み込まれる速度が増す感じだったんだけど
非常にトリオンが少なくなってて
疲れ切ってた時にされたから大丈夫だった;」
秀次「それはよかったがやめてくれ;」
恵土「本当によかったって思ってるよ。
そうじゃないとさ
きっと私は、未だに闇にとらわれたままだったと思うから。
それを乗り越えたつもりだった。
それでも、実際は乗り越え切れてなかった。
心の中で
昔、村人と共に過ごした世界が見えて確信した。
乗り越え切れてないまま
必死に今と向き合おうと頑張り続けてたんだってさ…
だから…遊真と有吾にも助けられたし
三門市に来て、他人だった秀次と家族になれた^^
大事な存在となって、それを実感できた。
全部が全部大事で、掛け替えのないものだって…
やってきたことの一つ一つも
少しは意味があるのかなって思った…
一人の人が、色んな人ずつと繋がってて
世界とも丸ごと繋がってて、今が居るって気がしたから」
そう笑いながら紡がれる言葉は
自身にとっては、新たなものだった…