第25章 傀儡（かいらい）

忍田「嵐山、時枝。
天羽の保護、ご苦労だった。

それと慶、乱暴に起こそうとするな。
天羽は少なくとも、今日は起きないような攻撃を受けた」

太刀川「了解；（溜息）
瞬殺されたのかよ；」

嵐山「そうだな。
今はもう、例の部屋に追い込んだ。

後は空間ごと無効化させるだけだ」

菊地原「そう簡単に事が済めば楽なんですけどね」


太刀川「お。やっと来たか」

菊地原「っていうより、何で三輪隊に任せてんですか？

全員でかかればいいでしょ、こういうのは」


太刀川「…迅曰く、手を出すなら遠目から手を出せだと」

菊地原「なるほど」


そんな中、戦いは始まった


弧月を振り、離れた直後にバイパーで狙い撃つも

全てかわされると同時に、攻撃しようとし

それを間に割って入るかのように陽介が攻撃し

その間に陽介と逆側に秀次は回って攻撃し続け

スナイパーが右足を狙い撃ちする。


シールドで防いでるとはいえ

後ろに動かされたことで

その勢いを利用しながら攻撃を生かし、突き刺そうとしたが

即座にシールドで全身を包み込み、一気に無効化させる。


それとほぼ同時に、他の面々も攻撃にまわり

恵土「！バリアー！」

全て防げてはいるが、若干押されているかのように

攻撃を受け、即座に逸らす毎に後ろへ下がりつつあった。


忍田「衝撃を吸収するため？

いや…衝撃をもトリオンとして蓄えるためか？」


その中、空間ごと無効化させる結界で部屋ごと包み

外に出ることを不可能にしていた…


恵土「ちっ」

その中、ピンボールで奇襲を仕掛けるも

瞬時に居場所を見切り、右拳を駿へ叩きこんだ。


そこに攻撃しようとした直後

がきぃん！！


秀次「…」

恵土「邪魔するな」
秀次「無理だ」

真剣な表情で見つめ合う中


がきぃん！！

弾き飛ばされる。

その直後、スナイパーたちによる集中砲火が起こった。