第25章 傀儡(かいらい)
道の先へ走りながら
そのバイパーの制御と、同時並行しながら
ハウンド×メテオラで、爆発するハウンドとし
ハウンドをシールドと融合させて
相手を追尾する際、放出されている間でもなお
トリオンが分散されない爆発ハウンドとし、解き放つ。
後ろへ動くも、それを追いかけ続け
終いには当たり、爆発し続けることとなる。
その分散数は、2万に上った…
遊真「地獄絵図だな、こりゃ。
勝負うんぬん以前に、勝敗は見えてる。
この攻撃の狙いはおそらく、戦意の消失。
攻撃の連続による足止めを、少しでも減らすため。
現に、防ぐことに頭が一杯になってて
攻撃の手が止んでいる。
恵土が行くのは、今しかない)
修、悪いけど俺は行ってくる」
修「!…待ってくれ。俺も行く」
遊真「!」
修「…俺も、助けになりたいんだ」
遊真「…解った」
爆発が起こり続ける中
鬼怒田「やはりか。
恵土のトリガー
右、左の順として
スコーピオン、アステロイド
メテオラ、ハウンド
ライトニング、バイパー
シールド、グラスホッパー
となっている。
いつも使っている時の癖で、左右になるように
無意識の内に制御しているんだろうな。
特定させないため、嘘の情報を与えていたのか」
東「その情報を下さい。
その方が、ある程度は予測できます」
その中、風間隊が部屋に追いついた…
修「スラスターオン!!」
風間「!…(あれは」
シールドモードで
壁に押しやって逃げ場をなくすよう覆った直後
修「アステロイド!!」
風間との戦いと同様に、一点集中させたアステロイドを放つも
左手にバルブで集中させたと同時に
その境に大穴を開けながら
地面を通してサイレントブラスターを繰り出そうとし
右手では、アステロイドを叩きこんだ際にあけた穴へ
バルブで作っていたナイフを投げる。
そして
サイレントブラスターと共に、修へ攻撃しようとした直後
遊真がその修を抱え、離れた。