第25章 傀儡(かいらい)
どごぉん!!!!
壁を破壊して入っていく部屋
そこにいたのは、B級総合と嵐山隊。
嵐山「!あれは…」
どさっ
恵土「まったく。
うじゃうじゃとうっとおしそうだな(溜息」
左手を離しながら溜息をつく。
それによって、天羽は床に横たわることとなった…
その中、全員を見やり…
恵土「大体戦術は把握した。
全員を排除してから行く(構える」
その直後
アステロイド×シールド、バルブ
球状に集中させたトリオンを、掌に二つ集中させ
1つのトリガー、シールドとして起動させ
分子レベルまで分割させて、ナイフ状にしながら構えていた。
鬼怒田「理論上は
シールドとアステロイドを融合させたものだから
左右に1つずつセットしていれば可能となるが
分割可能のため、1つだけでも大丈夫ということになる。
だが、融合の場合
トリガーをトリオンごと解け合わせながらしないとできない。
つまり、トリガーに用いたトリオン全てを
自在に扱いこなせていないと不可能だ。
出水でさえ2つ同時併用の融合で、1分近くかかるからな」
城戸「…早く闇に打ち勝て。
手遅れになるぞ…恵土」
そう呟かれる中
分子レベルに変形させたシールドを
瞬時に位置を変えることによって形を変え
ブランチのように枝分かれさせて串刺しにしていく。
ちなみに、それをもとにして
スコーピオンを一つのトリガーとして作られている。
恵土「…邪魔だな、スナイパーも」
その言葉と共に、撃ったスナイパーに対し
シールドを布のように前後左右に振り、全方位攻撃を無効化させ
と同時に
恵土「バルブからのシールド一点、バリアー
(アステロイドのトリオン圧縮をさらに加えたことで
シールドの性質を跳ね上げたもの)
バリアー×バイパー、超バイパー
(バリアーとして今まで圧縮されたトリオンを
バイパーの性質と威力を跳ね上げさせたもの)」
その言葉と共に、0.01秒で全体へ拡散させ
鳥かごとして、全員に山ほど叩きこみ
フルガードしようとするも、貫かれていった…