第25章 傀儡(かいらい)
天羽「自由な発想と、瞬間的に行われる閃き…)
なるほど。
見える色からしても、本当に強い。別次元に。
(迅「全部吹き飛ばすつもりでやれb(キラン」)
あぁ言われるだけのことはある」
どごごごごごごごごごごぉん!!!!
次々に、超高火力の超広範囲攻撃を続けるも…
瞬時にアステロイドとして展開したバルブを
一瞬で強める点をシールドへと変え、爆発の拡散を抑えた。
恵土「…」
ひゅっ!
天羽「!消え
どごぉん!!!!
その直後、1つのトリガー・シールドとして
その爆発を押さえ込みつつ、推進力として利用し
超高速度で天羽の死角、後ろへ移動した直後に
恵土「天翔」
ぼごごごごごごご
そのシールドとグラスホッパーを融合させ
グラスホッパーを強めにして出したことにより
己のトリオンも加えながら丸ごと跳ね返すグラスホッパーとし
天羽を勢いよく殴りつけ、水の中へと叩き込んだ。
それによって起こる泡の嵐。
それを見下ろしながら
瞬時にシールドを強め、その上に乗って立ったまま様子を見る恵土。
鬼怒田「入隊時、恵土は
「即興で5億通りの戦闘パターンを瞬時に考え付き
即座に相手をチリに帰す」と評されていたわけだが…
納得のいく評価だ。
まさか、天羽が手も足もでんとは;」
城戸「天羽は、まだ恵土と会ったことが無い。
強さが未知数な者が相手なのも、初めての経験だろう。
一人では荷が重かったな」
その言葉の後
恵土「…足止めにもならなかったな」
浮かび上がるそれを見やりながら、先を急ごうとする中…
ピタッ
動きが止まった…
鬼怒田「?何だ」
根付「震えている?」
忍田「…心の中で、葛藤でもしているのか?」
恵土「助けろ!!!!!!)
あの時…助けて、くれなかったくせに…」
左手で頭を抱える中
『左手だけでいい、動けええええ!!!!!』
その念の直後
気絶している天羽を左手で掴んだことによって持ち上げ
そのまま先を急ぐ結果となった…