第25章 傀儡(かいらい)
恵土「っ…
ごめん…
やっぱり、結局は傷付けるばっかりだった…
自分を許せない…
自分なんかはどうなってもいいから、助けたい…
少しでもいいから、皆を……」
ごんっ
秀次「下らないこと考えてんな。
お前も助かる方法を思え」
恵土「…何でそんなにわたしのことを想えるの?;」
秀次「…散々人の時には助けてきただろうが。水臭い」
陽介「秀次は素直じゃないから言うけど
秀次の姉貴が死んだ時よりも絶対に泣くし自殺するぜ?
それが嫌なら生きろって。な?(こそこそ」
秀次「何話してやがる!!(ぷんぷん」
陽介「え?
恵土にだっこを求めてしてもらった時
秀次、「僕の居場所奪った~!」って泣いて
初めて俺と喧嘩したじゃん、しかも全力で(微笑)
恵土が死にかけた時も、誘拐された時も
この世の終わり以上の絶望に対面したような顔しといて
終いには泣き崩れてたろ?」
秀次「黙れ」
恵土「秀ちゃん;大好き秀ちゃん;(すりすり&涙」
秀次「抱き締めて泣くなうっとおしい!!;」
抱き締めて引き寄せた頭に
頭を摺り寄せながら涙を流す恵土だったが
肘打ちのようにされて距離を取られた;
恵土「わ~ん!!;もっと秀次と一緒に居たい~;」
陽介「っていうか、今体の自由効いてるじゃん;
上半身だけ」
恵土「何とか頑張ったからいいの!;
一瞬で飲み込まれる所を
強引に1時間も伸ばしたんだから感謝して!;」
陽介「っていうか、クモ型トリオン兵の事件の後
一発やったらしいじゃん。正常?それともk
ばちこぉ~ん!!
秀次「その件に関しては永遠に黙れ(ゴゴゴゴゴ&黒」
陽介「まるで親父になるみたいだな;(苦笑」
恵土「いやいや。妊娠してないから(きっぱり)
やることやったけど生で」
秀次「とりあえずお前は女性としての自覚が足りなさ過ぎる!;
と言うより、どうやって縄から抜け出た;上半身だけ」
恵土「ん~。
気が付いたらできるようになってた。忍術も学んでたし」
そういう中
地下の医務室よりも違う場所では作戦会議が行われていた