第25章 傀儡(かいらい)
(少しだけ休んで寝るつもりが
再び寝過ごしてしまいすみません;(AM2:17))
そして現在、玉狛第一が護衛&監視についていた…
恵土「ぶ~)眠い。腕枕して。抱き締めて。ハグして。キスして。愛して。頬ずりして~」
秀次「多い!!
どれか一つに絞れ!!」
恵土「抱き枕になって寝よ~」
秀次「さっきの選択肢に入ってないだろ!;」
恵土「全部を縮合させればこうなった!
ぐー」
秀次「結局みねえのか!;」
強引に秀次の腕を枕に、全身を抱き締めながら眠る中…
秀次はぐいぐいと頭を突き放そうとさせるが…
気持ちよさそうに寝ていたことからやめていた;
ワイワイ盛り上がる中
夜の部が始まってから終わり…
一つの異変が起ころうとしていた…
恵土「ぎっ…あ;」
勝敗の結果に対する疑問よりも何よりも
目を覚ましてから真っ先に感じたことは…
左半身に張り巡らされた痛みだった…
恵土「グッ…」
木虎「恵土先輩?」
小南「どうしたの?
左目の白目の部分、心なしか黒く染まって
!!」
がしっ!ぐいっ!!
ぶおん!!
ベッドの上で
激しい痛みが故に、体を丸めていたかと思えば
即座にベッドの右近くに居た木虎に手を伸ばし、空振りをした…
木虎「恵土、先輩…?」
小南「どうしたのよ一体!」
それを即座に避けるため
自身の方(木虎から見て右側)にいる小南が自分側へと引っ張っていた。
恵土「っ…あっ…」
左手が開いたまま、指導権が奪われたように
思いもしない行動をとりだす。
二人に襲い掛かろうと左足と左手が勝手に動き
恵土「ぐっ!
やめろっつの!!!」
だぁん!!!!
右半身を左回転させるようにひねり
左半身を強引に抑え込む恵土だったが…
ぎぎぎぎぎぎぎぎ!!!
恵土「やべえ;
やっぱ、左側の方が力強い;(汗」
木虎「恵土先輩!もしかして、もう」
恵土「いいから早く私を布団ごとベッドに押さえつけろ!!!!」
迅「…」
小南「迅!恵土が…」
迅「…やっぱり、こうなったか…
一応、丈夫なロープを持ってきて正解だったみたいだな;(汗」
外れて欲しかった未来視…
それが実現される時は、少しずつ近づいていた…