第24章 迅悠一
ついでに黒いオーラ全開の恵土を見た人たちはと言うと…
小南「ちょっと、誰か止めなさいよ;(青ざめ震え」
レイジ「無理だ;
一度あぁなれば手が付けられん;(汗&青ざめ」
迅「怖い;(青ざめ震え」
レイジさんの後ろに
俺と小南は震えながら隠れてたっけ…
それからその後…
地獄とも言えるほどの濃密な修業が始まった;
最上さんも取り仕切ってくれてはいたものの
恵土が特訓相手として行われていて…
恵土「立ち上がれ!敵は待っちゃくれないぞ!!」
迅「わあああああ!!!;」
鬼のような恵土に追いかけられていた;
それから5か月経った、5年5か月前
俺は最上さんの弟子としてボーダーに入った。
それからB級まであがってから玉狛第一に入って
たった数回でA級入りが確定となった。
全部フルカウントで点数を取りまくっていたため
5回戦えば8点×5で40点、
4組が相手でも即座に12点+生存点2点で14点。
レイジさんは
即座にチームを導くため、戦術について叩きこまれ
筋肉や体の使い方、戦い方について学んでいて
小南は
ただただ戦闘ばかりで
戦闘での動きを全て機敏かつ鋭くするために、体で覚えさせる毎日
そして俺は…
死ぬほど
未来視を磨き上げながら
避けたり攻撃したりの組み合わせを
瞬時に見極める修業をさせられた;
と言っても、毎日の学校や
それで得た知識や経験や宿題に関しては触れることで
それらを本体に還元して、再び分身へといった感じだった…
そして、文句なしにA級になってから
即座に1位になった俺たちは遠征部隊として選ばれ
恵土に連れられて、遠征に行った。
二人もまた、初めての経験だった。
俺は、一度だけ近界のイメージを送られて見せてもらったけれど
それとも違う文化と風習があって
取り引きをして終わりと言った感じだったが
国の中にも賊はいて、奪おうとしてくる人たちもいた。
かと思えば、旅路をねぎらってくれる優しい人たちもいた…
そして…
何で遠征に連れて行こうと躍起になっていたのかが分かった…