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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第24章 迅悠一




恵土「それだけは、どうあっても変わらない。


長かったりもすれば、短かったりもする。


環境の違いや受けたことから

道を間違えたりもする奴等だっている…


皆が皆、違うんだ…

見たくもないものが見えて、悩むことだってある…


それでも…

皆、心の奥底に何かを抱え込みながら生きてる。


それを理解してくれないから、受け入れてくれないからって

やけを起こして、自暴自棄になって荒れる人だっている。


そういう苦しみを解っていて

背負わせたくないからって言わずにいる人たちだっている…


一人じゃない。


お前がもし、どこにも居場所はないと言っても

私はいつでも、お前を受け入れる。


ぶつけたくなれば、いつだってぶつければいい。

それで壊れるような想いじゃない(微笑)


だから、安心していい。

大丈夫だ」


そう笑いかける恵土に

俺は、いつの間にか涙が止まっていたことに気付いてなかった…


そして、雨が降っていた中

晴れ間が、段々と広がってきた…


恵土「さてと…

迅、お前はこれからどうしたい?(微笑」

迅「…俺に、選ばせようとしてくれている…

玉狛支部へ帰るか、帰らないか…


望んでくれる人なんているわけないって思ってた…

それでも、違っていた…


ここに居る…

いつだって、受け入れてくれる人が…


その人が、いるのなら…)


帰りたい…

玉狛支部に、帰りたい…(涙目」


恵土「なら、一緒に行こうか^^」

迅「うん;ぐすっ」

涙をぬぐいながら、再び差し出された手を握り

俺は、恵土と共に帰っていった…


その道中…

迅「…恵土…

俺は、未来が見えていても
何も変えられなかったことに苛立ってた…

母さんを護れなかった…
そして、住む場所もなくした…

そう、思ってた…


でも…恵土にあえてよかった…

本当に、よかった;」


そう涙を流す俺に

恵土は歩みを止め、俺の前に立った…

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