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鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第24章 迅悠一




恵土「すみません。
その子は、私が預かります」

「!」
「誰だ、あんたは!」
「部外者は出て行け」


恵土「すみませんが、部外者ではありません。

私は、この子の母親の最期に立ち合い
その人に、この子を託されたんですから!!」

うむも言わせぬ物言いに
大人たちは押し黙り、それに頷くしか出来なかった…


家もトリオン兵に壊されていた。

結果的に、恵土について行くことになったが…


迅「何で、そんな嘘をつくんだよ…

母親と、口なんて聞いたことないくせに…」

恵土「…お前、未来が見えるんだってな」
迅「!
何でそれを!?

母さんにしか言ってないはずなのに!」


恵土「ちょうど、ここにいるんだよ。
それで頼まれた。

私には、第六感のサイドエフェクトで
霊視も出来るし、話も出来る。

サイドエフェクトってのは
トリオンが過剰過ぎて起きる、普通より少し異常な力って感じだ」

迅「…そこに、いるの?」


恵土「なんなら、見せてやろうか?(微笑)

手を繋げ」

それに頷いて、差し出された左手に手を繋いだ。

すると、まるでその場に居るかのような母親が見えた…


迅「!」

そして…

この人なら、信頼出来ると思って託すことに決めたそうだった…


その旨と、頭を撫でられている感覚はあるのに

触れられなくて辛い感情が溢れ出て、涙が止まらなかった…


その後、聴いて解ったのだが

恵土の持つ、異常な力は神のように自在に出来る力らしい。


死者を蘇らせることはできないが

死んで間もない人たちとなら、話すことはできるらしい


といっても、それのみに関しては

当時曰く、最近できるようになったのだとか


そんな事は、どうでもよかった…


母親からの「生きて欲しい」という願いを聴いて

それをかなえるために俺は、玉狛支部に住むことになった…


そうして俺は…

恵土に連れられて、玉狛第一(レイジ、小南)に出会うことになった…

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