第23章 激動
恵土(迅…
お前の言っている意味、ようやく少しは解ったよ……
『あんたのおかげで…
ここは…理想のボーダーになった(嬉しそうに笑う』
それは…
こうなることを、見越しての上だったんだよな…(涙))
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その頭の上に、左手を置いて撫でながら
隣へ座るレイジは、こう呼びかけた。
レイジ「…お前が作ったお菓子でも食うか?」
恵土「…うん(頷」
小南「一人じゃないんだから
そう気負って背負い込むんじゃないわよ。
人には散々寄り添っては
一人じゃないようにさせてたくせに(溜息)
「居場所なら、ここにあるよ(微笑」って言ってきたのはどこの誰よ!!(腕組み)
その台詞、今そのまま返すわ!(ビシッ!」
烏丸「いとこの方にはいきませんでしたよね」
小南「当たり前よ!
私の居場所ぐらい、自分で選ぶわ!
私の居場所は、恵土がいる玉狛支部よ!(きっぱり」
恵土「一々うるさいんだよ…バカ…(ぽろっ」
涙を落としながら言う恵土に対し
小南「…不安になるのも解るけど
少しぐらいは信じてみたら?
あんたが過ごしてきた日々や
それまでにやってきたことっていうのを」
恵土「ああ…信じるよっ;
…ありがとう」
烏丸「「おかえり」ぐらい言いますから
必ず帰ってきて下さいね」
恵土「当たり前だ。
お前たちのもとにも、秀次のもとにも帰って来る。
絶対に、誰も殺させないから」
小南「って言っても出てきた黒い物質を切ったら切ったで
神経を切り裂かれる痛みらしいし
実際凄く苦しそうだったし…
方法をどうするかよね」
烏丸「塩をかければ解けるらしいですよ」
小南「うそ!?」
烏丸「ナメクジと同じ成分でできているので有効だそうです」
小南「それだったら今すぐ恵土に塩を突っ込んで!」
恵土「ストップストップ!!!!;」
米袋と同じぐらいの塩袋を
恵土の口へ突っ込もうとする小南に対し
流石に止めにかかるレイジと秀次;
烏丸「すみません、嘘です」
小南「とりまるううううう!!!!」
どっごぉおおおん!!!!!
その直後、ツッコむために塩袋を烏丸へぶん投げた
が、無論避けられて塩袋が破裂してしまった…;