第23章 激動
『!!』
その言葉に対し、驚く面々の中…
緑川「何言っt
恵土「こんな思いを…するのが…
皆じゃなくって…本当によかった^^」
太刀川「…」
だんっ!!!
太刀川「…ちくしょうが」
怒りと共に震えながら
その言葉を聴いて、壁に右拳槌(みぎけんつい)を叩きつける
風間「…」
壁を背に腕組みしながら、拳を握り締めていた…
ある出来事を思い出しながら…
恵土「蒼也!大切なことが抜けてる!!
輸血の時には検査が必要じゃんか!
血が適合してるかどうか検査って奴!
やったって医師から聴いたぞ?(ぺらぺら」
547~549ページ参照の
入院している際の報告書を纏められた紙を見せながら
退院する前に駆け寄りながら言うも
風間「だから渡した後に言ったでしょう?
『全て簡略化して見やすくしたもので
語弊が生じているかもしれません』と」
恵土「うっ…;
そだったっけ;」
風間「はい。いいました。
それと
1月28日、意識レベルが100に改善して
目は覚まさずとも良好を見せていたことから
ボーダー上層部は全員喜びながら歓喜の悲鳴をあげていたそうです」
恵土「なるほど。
だから一般病棟に行って、その時に安心していいって伝えられたのか。
やっぱり、お前に聴くに限るな^^」
風間「いえ。当然のことをしていたまでで」
恵土「謙虚するなよ!(微笑)
頼りにしてるんだからさ^^」
風間「!…はい(微笑」
そう言いながら肩に腕を回す恵土に対し
驚きながらも、穏やかな微笑みを見せながら応え…
恵土「…//
お前、穏やかな顔をして微笑むようになったな。
前の時までは、あんなにピリピリしてたのに…」
風間「あなたを護りたいからですよ(ぼそ」
恵土「至近距離で女子が見たら惚れるぞ、絶対」
そのあまりもの悩殺力に、少しドキッとしたそうな…
風間「…
いつも肝心な人には惚れてもらえていませんが」
恵土「?誰?」
風間「ジー)…」
恵土「?」
風間「何でもありません(溜息」
じーっと見た後、顔をそらしながら溜息をつくも
本人が気づくことは一切なかった…