第23章 激動
2015年2月15日
無責任な一言から、それは開始された…
「あんな攻撃、どこかのパクリだろ?
知ってれば余裕でかわせるし、楽勝だっての!」
そう言うB級隊員の一言により
恵土「そうか。
なら、これから実践してみろ(睨」
「え?;」
両者は、ブースに立つことになった…
恵土「これから私は
お前の知るスコーピオンの攻撃だけで、お前を叩き切る。
お前の言葉が本気なら、避けてみせろ(睨」
「…今更ジョークだったなんて言えなさそうだなぁ;
まあいいや。倒せば一躍ヒーローだ!(にや」
そしてスコーピオンを構える中、戦いが始まった…
それはもう、一方的で…
ベイルアウト!
「何回目のベイルアウトだよ、これ;(ぜえぜえ」
恵土「385回目だ。
さあ、立て。殺してやるよ(睨」
「っ…
何で…そんなこと!」
恵土「…相手の実力を見抜けない上に
自らの実力をも見抜けない奴は、ボーダーには要らない。
そういう奴は、戦場においては無駄死にするだけだ。
モールモッドが相手だったとして
それが最高密度のトリオンを有していて、動きの速度が100倍だったとする。
それにお前は、一人で勝てるか?」
「…それは…
と言うより、そんなこと自体が」
恵土「可能性は否定できない。
ありとあらゆる可能性がある。
敵がどんな手を使ってくるかも、その時にならないと解らない。
それを打開するために、考える頭が必要になる。
それを瞬時に実行するために、すぐに動ける体が必要になる。
それらを補い合うためにチームがある。
自ら一人でできることなんて限られている。
それでも私の場合は
それが一人ででき、全てを護り抜けるよう
必死に努力を重ね続けてきた…
全て…
護り抜くためだけに自らの力を研ぎ澄ませ、鍛え上げ続けてきた…
私はパクリだとか好き勝手に馬鹿にされようが、大抵のことは許してやらぁ…
でもなあ…
取られる手段が解っているから勝てて当然なんて
死んでもうぬぼれるんじゃねえよ!
クズが(真剣&睨」