第23章 激動
その直後
同時にトリオン兵が攻撃し、撹乱していた…
迅「やっぱり特殊だな、それ」
2「!…何者だ、お前は
なぜ俺のいる場所を」
迅「そりゃあ…見えたから(微笑)
俺は迅、恵土と同じ玉狛支部のボーダーだ」
2「…そうか。
最上が作った場所で、林藤とやらが引き継いだ組織か」
迅「!…随分知ったものいいだな」
2「悪いが、あいつの記憶も読み取っている。
渡す気はそうそうないぞ」
迅「それはどうかな?
ここで倒されるかもしれないし」
2「…解っていっているのか?俺の能力を」
迅「ああ。
恵土と同じようにトリオンや周囲のエネルギーを吸い取って
トリオンに変化させ、味方に送り付けることも可能。
ただし、それを圧縮させて撃つのには
量と質が高ければ高いほど難しくなる。
そういう点に関しては、小さい時に山ほど教わった…」
2「そうか…
じゃあ、倒されてろ!!」
どっごぉん!!
その直後、解き放つも…
迅「…悪いけれど、そういうわけにもいかない。
後輩たちが頑張って食らいついているんだ。
お前を足止めするのが、俺の役割なんでね(微笑」
エスクードでトリオンを物質化させ
地面から堅牢な盾を生やして攻撃を防ぐ。
2「何?」
迅「見ていて分かったんだが
もう一人の敵は、トリオンの残量を考えず
派手な攻撃を得意としている。
防御よりも攻撃祭りって感じのタイプだろ?
だから、適任に任せた(キラン」
どや顔してる場合?;
2「…なるほどな。結構厄介な相手かもしれんな」
その折…
1「でやぁ!!」
周囲のトリオン反応のある場所へ
手当たり次第に、凄まじい勢いで劫炎を繰り出しまくる
それを避けながら旋空をカウンターで繰り出し続け
その攻撃にぶつけて相殺させたり、相手へぶつける
だが…
1「効くかあ~!!」
劫炎の分散を抑えて纏うことで防ぐ相手に対し
太刀川「ふぅ~。
今のはやばかったかもなぁ(にや」
出水たちのシールドの補助によって助かった太刀川
そんな中、戦いは白熱し合っていた…