第22章 伏魔(ふくま)
2「俺は昔から血なまぐさいのが嫌いだった。
だから戦場だって嫌いだった。
そんな中、強引に王国にこき使われていたわけだが
それから逃げていた時に助けてくれたのがこいつだ。
だから俺は、うっかりミスをして殺したなどということは許せないと思った。
その上、先遣隊からの記録を見た所
目に見えないほどの小さなゲートを繋げて聴いた限りでは
アフトクラトルによって攻められてから重傷と聴く。
ならば俺以上の適任はいないだろう!!(ばーん!!」
1「とりあえずうるさい自信家は黙っててくれ;
戦場ではいい標的になる;」
2「うっ;すまん;」
敵は、非常に個性的な人達であった…;
その2時間前、玉狛支部では…
レイジ「はあ(溜息)
ダメだと言っている」
修「お願いします!!
少しでもいいので力にならせて下さい!!」
レイジ「ダメだ」
遊真「そこを何とか」
レイジ「ダメだ」
千佳「ほんの少しでいいですから」
レイジ「ダメだ。足手まといになる」
押し問答が続いていた;1時間半も;
烏丸「レイジさん、本部に行くのが遅れる一方ですよ?」
小南「少しだけって言ってるんだからいいんじゃない?」
レイジ「ダメだ。
こんな大事な時期に」
栞「あの…
実を言うと…
B級隊員、全員が出張ってるみたい^^;
トリオン貯蔵地区で
やっぱり、恵土ちゃんを助けたいみたいで…」
烏丸「…こうなると、出ざるを得ませんね。
条件は同じわけですし」
レイジ「…そうだな」
小南「よし!
じゃあ、パパッと行きましょう!
きっと一番遅れてるわよ?私たち」
修&千佳/遊真『はい!/了解!』
そして走り出してからついて
すぐさま、トリオン貯蔵地区へ向かうと…
緑川「遅いよ~!(手を振る」
遊真「すまん。反対されてたもんで」
緑川「つっきればいいのに」
木虎「そういうわけにもいかないでしょ?
いつ敵が来るかもわからないんだから私語は慎みなさい」
それから1時間15分後…
敵が現れることとなるのであった…
(12月1日AM2:23更新、663~670(8ページ))