第22章 伏魔(ふくま)
1「…だから戦闘好きな奴から煙たがれるんだよ;
指導者が変わったからいいけどよ;」
2「ふっ。
俺の策略にかかれば当然だ(キラン)
反乱は既に成功をおさめた!
それまで、トリオンを取るためなら
横暴してばかりの自分勝手な王国が星を牛耳っていた…
その時…
俺は一度、幼い頃こいつに助けられた。
そして気付いたんだ…
今までのパンデモニウムという烙印など不要!(拳握る)
これからは…
イリクリニス(誠実)の時代だ!!(キラキラ」
1「ああ…何回も聴いたよ;
去年に反乱を成功させて、星を治めてから10回目だ;」
2「今回の件だって
俺ならギリギリのラインを見極められる!!
他など信頼出来るか!!
その想いから来たんだ!
イリクリニスの誇りにかけて!
今までの不名誉を挽回してみせる!!
無駄な策略や血など流させはしない!!!」
1「…それ、こいつに言ってやったらどうだ?;
感涙して抱き締めてくると思うぜ?」
2「いらん!!
覚えてなくてもいい。
俺はイリクリニスの名誉のためにやっているだけだ!」
1「ダメだこりゃ;
一度思ったら堅物な所までそっくりだ;
類は友を呼ぶってのは本当だったんだな;」
2「うるさい」
すやすや眠る恵土に対し
2が布団を優しくかけてから縛りつける中
1「わざわざ布団の上から縛るって;
普通、今までだったら縄が食い込むまで縛っt
2「時代が違うことを忘れるな!!」
1「はあ;たった1年で変わり過ぎだろ;(溜息」
2「いいから行くぞ!時間の無駄だ!」
1「へいへい;」
2「へいは一回だ!」
1「へーい」
2「伸ばすな!みっともない!」
1「へい;
(誠実で思いやりがあるのはいいんだが
無駄に細かくてうるさいんだよなぁ;(汗」
そんな中、ようやく本部へと行くことになった…
雑談だけで結構時間食ってますが
20分も;
一体、これからどうなってしまうのでしょうか…;