第4章 過去
遊真「ふむ…そうか。
恵土、悪かったな。嫌な思い出を思い出させて」
恵土「別にいいよ。
ただ、話しておきたかったってだけだし。
こんなに細かく伝えたのは遊真だけだよ^^」
遊真「招来結婚するからな(キラン」
恵土「そればっかじゃん^^あっはっはっ!^^」
遊真「…恵土が幸せそうで何よりだな(微笑」
そう小さく呟きながら、微笑む…
それは、恵土の不幸を知ってこそのものだった…
恵土「それで11歳半になってから、こっちに戻ってきて
城戸司令のつてで、ボーダーに入ることを許されてさ。
A級を、私1人で全員を倒すって条件で」
遊真「なるほど。だからいきなりA級か」
恵土「入隊が決まると同時に
ボーダーとして実力を認められたんだ。
それから、全員を相手に0.001秒で瞬殺した。
白い光と化す、バルブを使って。
その後は…
本格的に防衛任務につかせられたりした。
飛び級したりもしながらな。
15歳の時にS級になることを認められたんだが
それはランキングで、全種で1位をとったってのも要因にあったらしい。
実力によって、そう決められたんだがな。
ますますトリオンが強くなっていってたし
当時はまだ幼い方だったし」
遊真「非常に優秀なんだな」
恵土「それまで
自衛隊や各国の軍隊で戦術を伝授しててな
膨大な額を押し付けられるが。
住む場所が無くって一人でいた時
玉狛支部に拾われたんだ。
『そんな風に、暗い所で過ごすよりも
俺と一緒に、支部でも作らないか?(微笑』って感じで
でも、ついたらついたでバランスが崩れるだのなんだの…
で、結局の所
派閥争いには加わらない、
城戸司令の命令も聴くが、玉狛支部も聴く。
と言った中立的立場で、その話は終結したんだ」
遊真「ほおほお。
その後は、遠征三昧か?」
恵土「そうだねぇ…
総合して、8回くらいは行ったかな」