第22章 伏魔(ふくま)
2月13日…
土曜で休みだったこともあり
その日、丸一日…
互いが、互いのことだけを考え
恵土「秀次(微笑」
背に両手を寄せながら
恵土「秀次ぃ^^//(すりすり」
満面の笑みを浮かべ、抱き寄せながら胸に頬ずりしてきた…
秀次「…//(微笑」
素直に嬉しかった俺は
微笑みながら、その頭を右手で撫でた。
余った左手を背にまわして抱き返しながら…
また、こんなことができる日が来るとは思ってなかった…
だから…
もう二度と、離したくない…
その笑顔も、恵土自身も…
そんな想いと共に…
手放すまいとしていた…
それを感じ取ってか知らずか
恵土もまた、手放すまいと引っ付いていた…
風呂に入っている時に
急に入って来られた時は死ぬかと思ったが//////
…それでも、とても楽しかった…
やっと…
これからだって時に…
秀次「…(ギリ」
そう思う秀次が歯ぎしりしながら、辛そうな顔をする中…
迅「お、いた。
秀次、一緒に恵土の部屋に行かないか?」
秀次「…興味ない」
迅「そう言わねーでさあ^^」
ガシッ!ずるずる
秀次「離せ迅!!」
迅「ボーダー本部内にある
恵土の部屋でいいのがあるんだよ^^」
秀次「興味ないと言っている!!」
迅「それがお前のトリガーが無いと入れなくて(苦笑」
秀次「恵土のトリガーは貸さないぞ」
迅「いやいや…
恵土の奴、自分以外じゃ秀次のじゃないと無理なようにしてるんだ」
秀次「!?」
迅「風間隊の所だと
七福堂に繋がる空間移動場所を無断で作ったりしてたのに
それでも入れないしなあ…
ってわけで秀次、開けてみろよ。
きっと…過去の秀次から
三輪隊結成時の秀次も、今までの秀次まで全部あるはずだから(微笑」
その言葉に半信半疑ながら
少し気まずそうに、そっと扉を開けて覗くと…
秀次「本当に開いた…)
!!」
小さい時の秀次と
誕生日の時に一生懸命作って渡した人形から
今までの全部が、大事に保管されていた…