第22章 伏魔(ふくま)
恵土「大好きだよ、太刀川^^」
太刀川「俺も大好きだ!^^」
恵土「太刀川…
お前は強いよ、やっぱり^^」
太刀川「え?」
恵土「お前は、本当に優しい。
許すことができる。
それが、人として
一番難しくて、大事な所でもあるんだ。
だからさ、太刀川…
自信を持っていい。
お前は、十二分に強いよ^^」
太刀川「!
…へへへっ^^//
俺、いつか
絶対に恵土と結婚する!」
恵土「え~;無理だよ、それ」
太刀川「何でだよ!
まあいいや。
いつか絶対に惚れさせるから!」
恵土「あっはっはっ!^^
期待せずに待ってる(微笑」
太刀川「目にものみせてやるっ!!^^」
ワイワイと盛り上がりながら歩いて行った…
そんな中…
今の太刀川は…
涙を袖でぬぐいながら
思いにふけっていた…
太刀川「…あれから、本当に言われた通り
アタッカーNo.1になったんだよな…
今の俺があるのも、あいつのおかげだ…
あいつが変わらず、笑って受け容れてくれるから…
俺は、あの時よりも本当に強くなれた…
泣いてる場合じゃねえ…
立ち向かうべきものを見誤るな。
俺が今怒りを向けるのは風間さんじゃねえんだ」
そして、再び部屋へと戻ろうとしていた頃…
迅「太刀川さんだって、本当は解っているはずだ。
そしてきっと…
すぐにでも行動を移すと思う。
恵土がきっと、あらかじめ仕掛けておいたはずだからなあ…
あの人、あぁ見えて
本当は、とても抜け目がないから
想い出のあるものに
悩んだ時や間違ったことをした時
その時にあったことを丸々送って、改心させることがほとんどだ。
俺もやられた口だし。
太刀川さんは絶対帰って来る。
俺のサイドエフェクトが、そう言っている(微笑」
そんな中
一人の男によって、荒々しく扉が開けられた…
(11月29日AM4:28更新、639~651(13ページ))