第22章 伏魔(ふくま)
その頃、防衛任務をしていた太刀川は
入院後の記録を見ており…
何週間にわたる長期入院の中
菊地原をベッドに引き込んで寝たことを
検査入院時に解って怒ってた…
秀次「なんだってそういうことをしたんだ!!」
恵土「風邪をひくかもしれなかったから」
秀次「ほおっておけ!!トリオン体だろ!」
恵土「だって、自分を護衛してくれてるでしょ?
それなのに、そのせいで風邪をひいたとあっちゃ黙ってられん。
そうなる前に、先手を打つのが定石だ!」
秀次「もっともらしいことを言うな!!
お前はもう少し男に対して拒絶しろ!!」
恵土「やだ!
秀次にはべたべた引っ付いて、1秒も離れないでいたい」
秀次「なっ!!//(たじろぎ」
恵土「だからそういうので差別する気もない!
抱き締めたいなら抱き締めるし、そうでないなら離れる!
それでいいだろ!」
秀次「俺の気持ちにもなれ!!
逆だったら耐えられるのか!?」
恵土「無理だ!!!(くわっ!」
秀次「だったらやめろ!!」
恵土「やめる!!
でも状況に応じて変わる!!」
秀次「この万人博愛主義者が!!」
恵土「この私バカめが!!」
菊地原「もう…
この二人、何やってんのか解らなくなってきた;」
風間「俺もだ;」
陽介「まあ、ラブラブってことで^^;」
苦笑するしかなかった;
太刀川「やっぱ見てて面白いな(にや)
恵土とのやり取りが^^」
出水「いやいや;
そんなの見てる場合じゃないでしょ;(苦笑」
そんな防衛任務の最中、緊急招集が呼びかけられた…
そして呼び出された先で解ったことは…
太刀川「やべえな;
ビデオ見てたのばれたか?;」
出水「そんなので緊急収集受けるはずないでしょ;」
こそこそと話し合う中…
他にも集められており…それらを前に言った
城戸「率直に言おう…
恵土が連れ去られた」
太刀川「は!?
護衛がついてるのに何で」
忍田「犯人は捕獲術にたけたもので、二人組。
単独行動の可能性は高い。
人質として最初に引き込まれた三輪の情報だが
引き込んだ直後、攻撃しようとしてきたので咄嗟にトリガーを発動させたが
電撃のようなものを流し込まれ
身動きが取れなくなった直後に、壁に押し付けられて縛られたそうだ。
相当場慣れしているが
狙いは、最初から恵土だけのようだ」