• テキストサイズ

鬼神乱舞 【ワールドトリガー】

第22章 伏魔(ふくま)




ゲートを通して掴まれて引き込まれた場所は…

遠征艇の中だった…


恵土「やっぱりか…


(窓を割ったのも
煙を送り込んだのも、それに意識をそがせるため。

同様に誘い込んで、さらうつもりだった。


トリオンを奪うことを目的としているのに違いはないだろうが…

なんなんだ?こいつら」

すぐさま起き上がる中、一つの光景が目に入った


秀次「ぐっ」
恵土「秀次!!」

それは、トリオン体となった秀次が

壁に押さえつけられ、後ろ手に縛られた所だった


駆け寄ろうとした瞬間

互いの首元にナイフを突きつけられた…


恵土「!…何の真似だ?」


「…黙って、いうことを聴いてもらおうか?

傍に居たってことは、大事な奴なんだろ?」

恵土「ああ」


「だったら、こっちへ来い。

持っているトリガーも、あいつへ渡せ。


そうすれば、そいつは返す。

抵抗すれば、そいつの命はない」

恵土「解った」


そう言いながら

即座にトリガーを秀次のもとへ投げた…


白帝は拒絶することを知っているので

空間ごと無効化する結界を張って、触れることができるようにしていた。


秀次「待て!!行くな!!」

立ち去る背に叫ぶも


「動くな!!」

ごっ!!!

殴られていた…


恵土「大丈夫…(微笑」

背を向けながら笑って言い、振り返りながら…


恵土「絶対、また帰って来るから^^」
秀次「!」

その言葉の直後

三輪は恵土のトリガーごと殴り飛ばされ

ゲートを通じて、もとのリビングへと戻っていた…


風間「!
三輪、怪我はないか?

…恵土はどうした?」

秀次「ギリ)…」

背に手を置き、そう問いかける中…

一つの疑問と共に呟かれた…


それに対し、悔しそうな顔をしながら拳を握る秀次に…


風間「…そうか。
言いたくないのなら、無理に言わなくt
秀次「連れ去られた!(震え」

怒ったような声で…叫ばれた……


忍田『どうした!?』

風間「…いえ。
通信の途中にすみません。

三輪が帰ってきました」


帰ってきたのは…

一人だけだった…

/ 1782ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp