第22章 伏魔(ふくま)
伏魔、忍び寄る時…
それは、気付かぬ内にすぐそこまで迫っていた…
それから…
2月13日は、秀次とべたべたして過ごしてから
2月15日のB級ランク戦が終わる前日
2月14日、朝…
近界、エルガテスが離れたことを感じてから
ゼノとリリスもまた、安全な場所へ行ったことを感じ入っていた…
その後、リビングの机に向き合ったまま
恵土は整理しようとしていた…
追われることが無いよう
アフトクラトルが離れ際に襲い掛かってきたとして
1/15~24,1/25~2/3,
2/4~2/13(エルガテス),2/14~2/23
恵土「そろそろ来るのかな?
もう新たな国家が近付いてるはずなのに…」
風間「星によっては軌道が違うようですよ(ずず」
そう紙に書きながら整理する中
風間が窓際から言ってきた…
恵土「何でお前がいる!!??;」
風間「護衛です。念のために」
秀次「わざわざ来てもらっているんだから感謝しろ」
恵土「何でお前が偉そうに言うんだよ;
まあ、ありがたいな。
ありがとう、蒼也(お辞儀」
そんな中…
沢村「パンデモニウム?」
忍田「ああ。
近界が、新たに近付いているらしい。
この国は、手段を問わず
トリオンを得るためなら何でもするらしい。
各自、警戒態勢に入るよう伝えてくれ」
沢村「解りました!」
しかし…
その知らせが辿り着くよりも前に、異変が起きた…
秀次の家で
笑い合いながら会話する中…
パリィン!!
風間「!」
恵土「?」
ばしゅう!!
何かが投げ込まれ
恵土「煙幕!?」
突如として煙に包まれる中…
がしっ!!
恵土「!」
風間「俺だ。
…それより、三輪はどうした?」
恵土「え?」
その問いかけに、即座に煙を吹き飛ばすも…
恵土「…いない?
…秀次?…秀次!!」
風間「あれだけの短い間に」
恵土「ピクッ)後ろだ!!」
背後に開けられたゲート
風間に覆いかぶさった瞬間
手が伸ばされ、恵土は掴まれて中へ入れられた…