第21章 襲撃と想い
それから後…
退院する時、始祖神のことも全部伝わったわけなのだが…
菊地原「うわ~。だまされた」
恵土「違うって!;記憶失ってて!;
それごと体に封印されてたんだから仕方ないだろ!?;」
菊地原「少しは申し訳なさそうな顔をしたら?」
恵土「してます!全力で!!;」
ぎゃいぎゃいと恒例のぶつかり合いをする二人に対し
風間「やめろ、菊地原」
菊地原「ちぇ~。
やっぱり恵土先輩には甘い」
風間「脳にも体にも異常はないようです。
ただ、どちらにせよ安静にしないといけないらしいので
気を付けるように心がけて下さい。
例え…」
恵土「?」
風間「ゴゴゴゴゴゴゴゴ)
例え…
空間ごと無効化する結界を張っていたとしても
絶対に安静にしていて下さいね?(睨」
恵土「は、はい;」
菊地原「でも大丈夫なんじゃないですか?
リハビリだって見てたでしょ?
新体操顔負けな動きばっかりした上に
バック転や側転やらを
凄いジャンプで、空中で次々に繰り出したんですし」
風間「それで許していたら
永遠に病院通いになることは明白だ」
菊地原「恵土先輩、信用されてないですね」
恵土「まあ…;
蒼也には、その件で散々世話になったわけだし;」
菊地原「庇って怪我されたってことでしょ?
別に気にするほどのことじゃ」
風間「目の前で傷付かれたことが要因だ」
恵土「とにもかくにも
秀次の家に帰って
秀次とハグでもキスでも好きなように安静する~(伸び」
秀次「!!!!??//(ぎょっ!」
菊地原「よかったですね。
ラブラブな新婚生活を送れそうで」
秀次「そういう問題じゃない!;」
風間「とりあえず、激しい運動は控えるように」
秀次「言われなくてもしない!!!!;」
恵土「え~。
当真は早い内がいいよって言ってくれたよ?」
秀次「黙れ!!
そしてそいつをぶん殴れ!!!!;」
恵土「別にいいじゃん」
秀次「よくない!!」
恵土「やっぱり可愛い!^^//♪(すりすり」
秀次「おい!//;」
菊地原「ぞっこん夫婦」
風間「一途だしな」
秀次「止めろ!!;」
恵土「止められても止まらない!^^」
陽介「お~い。退院手続き…
やっぱこうなってるか(苦笑&溜息」
扉を開けるとそこは…
ぎゃいぎゃいと盛り上がっては
笑顔を浮かべている所であった…