第21章 襲撃と想い
陽介「ここから先は、一歩も進ませねえぜ?(にや」
槍を構えながら
恵土に教わった棒術のように自由自在に振り回し
それと同時に旋空弧月を
狙い通り、コアだけに絞って解き放ちまくる…
そんな中、秀次はバイパーをレッドバレットに切り替え
トリオンを重しに変えて打ち込み、突き進んでいった…
そんな折、張り巡らされた糸をケーブル代わりに
トリオンの粒子のようなものが送られているのを見て…
空中回廊からの眺めを見て、思い出した…
恵土「秀次~。見えるか~?^^
私たちの家」
秀次「見えな~い;」
恵土「ちぇ~;
肩車しても見えないか~;」
姉「危ないわよ?;」
秀次を肩車をする恵土は
その声に、そっと秀次を優しく下ろした…
恵土「でも秀次、聴いたことなかったけど
何で私を家に誘ったんだ?
あの時、一人で帰りたくないって
自然のみに意識を集中させてただけだぞ?
絶対に真剣そうな顔になってたし
近寄り辛い雰囲気を醸し出してるって言われてたのに…」
秀次「ん?一目ぼれ!^^」
恵土「え!?//;(汗」
秀次「恵土、カッコよかった!^^
それと…(もじもじ&微笑)
恵土みたいな人に居て欲しかったから!^^//(両拳握る」
恵土「秀次…(ジーン)
あ~。
やっぱり死ぬほど可愛い~!^^//(抱きっ!&頬ずり」
秀次「恵土好き~!^^//(頬にキス」
恵土「私も好き~!^^//(頬にキス」
抱き締め合って、頬にキスをし合っていた…
秀次(思い出した…
小さい時、恵土とここに…)
がさっ
秀次「!…」
だあん!!
トリオン兵の攻撃を咄嗟に避け
ばんばん!!
レッドバレットを打ち込んで、再び走り出した…
秀次(思い出している場合じゃない!
今は一刻も早く、恵土を…)
再び脳裏に浮かぶのは、何度も助け出しては
優しく笑みを浮かべ、左手を差し伸ばす恵土だった…
秀次「今度は…俺が!!)
…どけええええ!!!」
想いと共に加速する中、敵の量も増える…
だが、その手も足も止まることはなかった…
昔から変わらぬ、一つの想いと共に…