第20章 異世界からの逃亡者(風月流)
恵土「おり?陽介からメールだ」
『タマガタワー昼からカモン!
歴史博物館一緒に行こうぜ!^^b』
恵土「OKと」
↑
即答で返事した
その頃…
小ネタとして、試験の終わった教室では…
陽介「秀次~。
恵土の記憶を録画された記録で見たんだけどよ~。
初めて酔っ払った恵土に何やったんだ?(にやにや」
秀次「…勝手に抱き着いて寝られて
押し付けた肝心の迅が帰っていって
恵土は俺に抱き付いたまま眠り続けてた」
陽介「え~。
他に面白いことなかったのかよ;」
秀次「面白そうに言うな
玉狛支部は裏切り者だ(きっぱり」
陽介「だったら恵土まで裏切り者になるだろ?」
秀次「…
あいつは…他とは違う…
拭い去れない、背負いきれない過去を一人で背負って
唯一の生き残りとして
同じ悲しみや苦しみを広げないためにやってるだけだ」
陽介「相変わらず、恵土には甘いな」
秀次「違わないだろ?」
陽介「はいはい。
ってことで、試験も終わったことだし行きますか!」
そんな中…
LINEグループ、秀次愛では
恵土『…;』
陽介『どうしたー?』
恵土『昨日の、あの後
芝居に出てくれてありがとうって言ったけど
ちゃんと言えてたかな?;
ガチで千佳のことが心配だったもんで;
いつも通りに言えてたか不安でしょうがない;
シリアス度200%の自信が…;』
陽介『言えてたから気にすんなって』
奈良坂『そんなに気にしてたら
また去年の11月12日みたいに急性神経性胃腸炎になりますよ?
その上、また三輪と一緒になって
両方共に、胃に穴が開くかもしれないだろうし(溜息』
古寺『そうですよ!
少しは安心してください!
そんなのは気にしませんし
三輪先輩も俺たちもそれごと恵土先輩を愛しています!!』
陽介『どうせだったら
グループ名、恵土LOVEに変えねぇ?』
奈良坂『そうしたら発見時に爆発するだろ、三輪が』
陽介『いっそのことなら秀次も誘うか?^^』
奈良坂『やめろ。殺されるのがオチだ』
いつものようにグダグダと話し合っていた…