第20章 異世界からの逃亡者(風月流)
恵土「秀次から返信が来ないよおおおおおおおおおおおお!!!!!!!;
わあああああああああああああああああああん!!!!!!;」
木虎「恵土先輩どうしたんですか!!??;」
緑川「びっくりした!!;」
恵土「秀次が!;秀次があああ!!;」
緑川「え~;
遊真先輩から聞いたけど
隙間あったんなら俺によこしてくれればいいのに(ぶうぶう」
恵土「秀次いいいいいい;」
木虎「不謹慎よ、緑川くん;」
緑川「ん~;
でもまあ、ずっと前から相思相愛だったみたいだけれど…
別にいいんじゃない?^^
振られて俺と付き合うっていうのも」
木虎「やめなさい!;
本人は本気で悩んで;(ちらっ)
え…;」
恵土「死のう;」
木虎/緑川『落ち着いて下さい!!;/落ち着いて!!;(真っ青』
必死に止めようとする中、暴れ出す;
恵土「私なんて勝手なもんだ!!;
今更気付いてどうするんだあああ!!;
13年もの片思いぶち破っといてえええ!!;
私なんかは万死に値するううううう!!;」
『それこそ死んでも死に切れませんよ!!;』
木虎「とりあえず落ち着いて下さい!;
三輪先輩がそんなことを望むと思いますか!?;」
恵土「ふざけ合ってる時に死ねって言われたああ!!;
本音もちょっぴり入ってたああああ!!;」
緑川「その本音って何ですか!?;」
恵土「ウザい!死ね!ってええええ!!!;」
二人『どう考えても本音じゃないですよ!;
たった数%です!!;』
恵土「手を恋人繋ぎされたからと言ってうぬぼれていたら振られるパターンだあああ!!;」
『いつされたんですか!!??;』
恵土「2年前のクリスマスううう!!;
ふざけ合ってからんで
それでも温かくてそばがよくって…
それから…
秀次が、自主的に恋人繋ぎして
それがとても心地よくて
頬を赤く染めながら満面笑顔になって
それで秀次も赤く頬を染めながら満面笑顔で
とっても幸せだったのに;;;(しくしく」
『どう見ても恋人ですよね、それ;』
最後には泣き出す恵土に対し
二人の冷静なツッコミが返ってくるのだった…;