第20章 異世界からの逃亡者(風月流)
それを読み終えてから、思い返していた後…
陽介「お~い、秀次ぃ~!
テストどうだった~?
ちなみに俺ぼろ負け。
追試の時は付き合ってな?^^」
秀次「断る(微笑」
秀次の机にもたれながら
前に居る秀次に笑いかけながら陽介が尋ねるも
そのそっけない返事でいながら、秀次は笑っていた…
確かな幸せを感じながら…
陽介「お?
その割にはいい顔してるじゃん。
さては何かあったなぁ~?(にや」
秀次「何もなかった(微笑」
陽介「嘘付け。
顔に書いてるぜ?幸せだって(にやにや」
秀次「…知るか//(顔をそらし、微笑みながら携帯を見ながら打つ」
そして…
一つの返信が、恵土へと帰ってきた…
『俺も愛している。結婚したい。
今からでもいいから、俺と付き合え』
陽介「おお?ラブコメ!?(にやぁ」
秀次「黙れ//(かあああ&ぷいっ」
後ろに回って画面をのぞき込みながら叫ぶ陽介に
思わず叫びながらも赤く染まる
陽介「午前のテスト終わってからタマガタワーだろ?
恵土呼ぶか?(微笑」
秀次「呼ぶな!!//
まだ、心の整理が…//(ぶつぶつ」
陽介「送信しちまった^^♪あっはっはっ!」
秀次「陽介え!!(怒」
がったーん!!!(椅子がぶっ倒れた)
ばしこぉーん!!
陽介に対し怒りと共に叩く秀次と
どおどおと押さえようとする陽介だったが…
「恵土だな」
「恵土だ」
「恵土だよな」
「小さい時に見てたけど、どう見ても相思相愛だったもんな」
ぼそぼそと呟き合う皆。
その光景とは…
2年前のクリスマスで
手を繋ぎ合って、赤く頬を染めながらも
満面の笑みを浮かべ合い
最後には幸せそうに互いを見つめ合う二人だった…
『どう見ても惚れあってたしな…
気付いてないのは本人たちぐらいだって
特に恵土』
そう皆で言われているとはつゆ知らず…
秀次「今すぐ取り消せ!」
陽介「無理言うなって^^;」
ぎゃいぎゃい盛り上がる二人の中…
先生「はい皆さん席について~。
次の試験始めますよ~」
そうして再び試験が始まったわけなのですが…
恵土の方では、返信があるまでが大変だった…;