第20章 異世界からの逃亡者(風月流)
秀次「ずっと…ずっと、待ってたんだぞ」
恵土「秀次!姉さん!
メリィークリィスマァース!!」
秀次「ぱあ)恵土!ありがとう!^^」
恵土「え?;何でばれたの?;」
秀次「恵土以外いないよ^^」
恵土「え~;
せっかく頑張って衣装とか着て準備してきたのに~」
秀次「えへへ^^//
やっぱり大好き^^//♪(ハグ&頬ずり」
恵土「私もずっと大好きだよ^^//♪(なでなで」
蘇るのは、遠いあの日の想い出…
出て行ったのが、誕生日(10月2日)から1か月後だった…
ハロウィンも終えて、楽しんでいたあの日から3日後
別れ際に…
『ずっと、待ってるから!!』
最後に、そう叫びながらも泣いていたことも…
恵土「振り返りながら)うん^^
絶対、帰って来るから(微笑&左手を差し伸ばす」
それに、いつものように左手を差し伸ばしてくれたことも…
そして、クリスマスまで帰ってこれなかったことも…
秀次「クリスマスの時も…
姉さんの誕生日の時も、大晦日も正月も…
いつだって…ずっと…
ずっと、待ってて;
(玄関先で待ってる時の光景が浮かぶ)
なのにっ…
なかなか連絡も寄越さなかったくせにっ;
(手紙もあったが、何よりも会いたかった想いがこみあげてくる…)
もう二度と、どこかに行くなっ…;
俺の前から消えるなっ;(ぐずっ」
恵土にすがり付きながら
泣きじゃくり、なおも抱き締める手を止めない秀次…
それに対し、恵土は…
恵土(なんか滅茶苦茶ぐずりまくってるー!!!!・・;
どうしよう;こういう時は陽介はどうして!?;(おろおろ))
あまりもの衝撃(なれてないことによるもの)に
きょろきょろ、周囲をおろおろと見渡しながらも
なぜか両手を左右にばたばたさせていた;パニック?;
そんな折…
ピンポーン♪
米屋「お~い!秀次!
学校一緒に行こうぜ~!(微笑」
秀次と同じ学校へ行っている陽介がちょうど来た
恵土「!!」